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2023.04.26
全員で讃えあう社内表彰式で実感した、SAWAMURAのチームづくり

SAWAMURAでは3月24日、1年間の功労を称える一大イベント『SAWAMURA AWARD 2023』を開催しました。全社員の集まる場で澤村社長をはじめ社員の方がどんな「メッセージ」を伝えたのか? そしてそこから見えてくる、SAWAMURAという会社の強みや文化に注目してご紹介します。


受賞者の集合写真。WBCで話題となったペッパーミルポーズで

今回のSAWAMURA PRESSは、外部パートナーとして日頃一緒に活動しているライターの福馬さんに執筆いただきました!招待客でありながらレポを引き受けていただきありがとうございました。(SAWAMURA PRESS編集部)

 

この記事を書いた人

福馬俊太郎
広島県生まれ。滋賀県高島市在住。2021年に移住し、フリーランスで編集・執筆業をしながら、趣味で野菜を作る。SAWAMURA本社と住んでいる家が近い(といっても車で15分くらい)ことが縁で社内報などの取材・執筆に携わる。

 

ドレスコードのある社内表彰式

こんにちは。高島市で編集・ライターをしています。福馬俊太郎です。

突然ですが、みなさんの会社に社内表彰式はありますか?

私が過去に所属していた会社では一度もなく、まさか田舎に移住してフリーランスになってから社内表彰式に参加するとは思ってもおらず。今回、外部パートナーとして『SAWAMURA AWARD』のご招待を受けた時は、正直驚いてしまいました。

今年で4回目になるという『SAWAMURA AWARD』。
会場は大津市にある琵琶湖ホテルで開催されました。

コロナ禍でリモートワークが増え、社員同士の意思疎通が表面的になりがちな昨今。「組織のチームワークを高める」のは、なかなか難しい課題かもしれません。

でも、わざわざ大きな会場を借りてやる意味はあるの?
もしかすると、そこにこそSAWAMURAの強みがあるんじゃないか?

そんな疑問を持ちつつ迎えた当日。
会場にはキレイめカジュアルな服装に身を包んだ社員の方が続々と来場。

建設業の方の服装といえば、作業着にヘルメットというイメージが強く…。現場ではなくホテルでの式典とはいえ正直オシャレという認識はなかったのですが、そのギャップにまず驚きました。


今年のベストドレッサー賞を受賞した2名

約140名の集まった会場の雰囲気は、会社の集まりというより、結婚式の二次会のような。とても活気のある印象でした。

 

経営方針発表で社長が語ったこれからの澤村

授賞式の前には2023年の入社式、そして澤村社長による経営方針発表が行われました。入社式の和やかな雰囲気から一編。壇上を見つめる社員の方々は真剣な表情へ。

そこで社長が語ったのは、これから目指すべき会社の姿について。
キーワードは「企業価値を高めるチーム」でした。

「滋賀を代表するチームを築いていくことが大切だと感じています。企業ブランドを高めるためには、単純に見せ方を変えるだけではいけません。お客様に安心していただくために、さらにレベルの高い技術を提供していく必要があります。

そのために個々の能力や将来像を、会社の将来像としっかり重ね合わせていきたいです。この下期から来期にかけては、チームとしてのビジョンを考える時間を数多く作っていきたいと思います」。

澤村社長の熱のこもった言葉で社員全員の気持ちが高まり、いよいよ授賞式へと移っていきました。

 

個人の受賞を全員でたたえる。SAWAMURAの文化を実感

表彰にあたり司会者から『SAWAMURA AWARD 2023』の選考方法について改めて説明がありました。

対象は全社員。選定期間は2021年10月~2022年9月の1年間。その他いろいろありましたが、気になったのは「業績、実績だけではなく、日々取り組む姿勢も踏まえている」こと。

社員の方にとっては結果だけではなく、取り組む過程も評価してもらえるのは、日々のモチベーションアップにつながりますよね。


ロゴは個々が持ち合わせる才能・能力・ 努力などの「原石」を表現

そして司会者から受賞者の名前を次々と発表していきます。選ばれた方は暖かい拍手で迎えられ壇上へ。受賞者にはトロフィーと金一封が贈呈され、受賞のコメントを全員に対して送ります。


トロフィーを受け取り、受賞の喜びを伝える受賞者

「この賞をいただけたのは現場で一緒がんばってきたみんなの功績が認められたから…」

「これからもっとスキルを高めて、後輩のお手本になれるような人材になりたい」

「先輩や上司の力を借りてこの場に立たせてもらっているのでありがたいです」

「多くのことをさせていただける環境、挑戦させていただける環境に感謝しています」

それぞれ異なる現場や業務内容の社員の方のコメントではありますが、目立っていたのは「チーム」という言葉

上司、部下、先輩、後輩、「チーム」で仕事に取り組むことが、当たり前のように根付いている会社なのだと改めて感じました。

 

今年のMVPの発表へ

『SAWAMURA AWARD』の特徴はMVPを設けていること。
年度で最も活躍した社員が決定します。

そして今年のMVPは、住環境グループ新築1課に所属する金沢さん。

てっきり売上やわかりやすい成果を上げた方なのかと思いきや、所属しているチームは直接の売上を生み出さない間接部門とのこと。

CADオペチームと呼ばれるチームのリーダーとして、CADオペレーター業務に加え、営業、設計のフォロー、工事のサポート、パートスタッフへの指導などセクションを超えた活躍が受賞につながったそうです。


MVPの受賞に驚きと喜びの表情を浮かべる金沢さん

大きな拍手で迎えられた金沢さん。澤村社長よりトロフィーの授与があり、受賞の喜びを語りました。

「MVPを受賞できるとは全く思っていませんでした。いただいた賞は私個人というより、チーム全体でいただいた賞だと思っています。私たちのチームは間接部門なのでお客様の前に立つ機会はありません。ですが業務の中で少しでもお客様に誠意を伝えていけたらと図面や成果物を正確さにこだわってきました。それが他の部門の方の効率化につながり、最終的にお客様に伝わっていけばいいなと思っています」。

なんてすてきな受賞コメントでしょう。
自分がもし家を建てるなら、こういう方と一緒に家づくりをしたいです。

そして、金沢さんのコメントにもあった「チーム」という言葉。「今、どんなチーム」で、「これからどんなチームを目指すのか」。後日、改めて伺うことができました。

 

女性4人のチーム。拠点を持たないフレキシブルな働き方を実行

―改めてMVPの受賞おめでとうございます。

ありがとうございます。正直、私たちのような間接部門でも会社から評価してもらえるんだと、今でも驚いています。

―CADオペチームというのは、前からあったチームなのですか?

いえ。CADオペチームは私が2021年10月にキャリア採用で入社した同時期に発足した新しいチームです。

―最近できたんですね。では、お仕事の内容は?

同じ部内・課内から、また密接に関わる工事課から相談をいただいています。具体的には集客のためのイベント準備、地鎮祭や上棟式の手配、お金の管理や契約書の製本。さらに行政への許可申請や住宅の構造計算など…幅広くやらせてもらっています。

―CADオペチームという名前ですが、CADのお仕事は…?

実はCADの仕事の割合は多くなく、今は申請関係や構造計算などのフォロー業務が多いです(笑)。

―そうなんですね。今は何名でされているのですか?

チームとしては女性4名の体制で、私が全体の窓口をしています。私以外はみなさんお子様がいらっしゃるので、限られた時間の中で効率的に業務を進めるためにチームの拠点は設けていません。本社や大津スタジオ、在宅ワークなど、フレキシブルに働いています。

 

目指すは100%内製化。そして女性が長く働けるチームへ。

―別々の場所で働くスタッフと幅広い業務を行う。管理するのは大変ではないですか?

スタッフのみなさんから日々ヒントをいただきチームで改善をしています。スプレットシートで業務を全員で共有するのはもちろんですが、チームとして前向きに業務に取り組むために月に一度のCADオペミーティングを行っています。

―そこではどんなお話をされているのですか?

実務的な話題以外に、業務で抱えている悩みや失敗してしまったこと、さらに家庭状況の話まで何でも話していただけるようにしています。なのでついつい時間が長くなってしまいます(笑)。でもお互いの状況を素直に話し、みんなで共感することで、チームとしてより前向きに業務に取り組んでいけるようになったと思います。

―なんだか楽しそうなミーティングですね。雰囲気が良さそうというか。

そうですね。割となんでも話せます。社歴では私は下の方なので、既にあったチームの中に入れてもらった感じです。みなさんコミュニケーション能力が高いので、その明るさに救われている部分も多いです。

―逆に今感じている課題はありますか?

今思っているのは、性能や構造の計算をもっと内製化できたらと考えています。こういう業務こそCADオペチームの働き方に向いているというか。ここを100%内製化できれば、お客様がやりたいことを実現できる可能性がさらに広がるんじゃないかなと。まだまだ理想には程遠い状況ですが協力しながらスキルを付けていきたいですね。

―金沢さんが思い描くCADオペチームの姿は?

女性の場合、ライフステージが上がっていくと妊娠、出産、子育てなどで「キャリアを諦めなきゃいけないのかな」とか「仕事をセーブしないと職場に迷惑をかけてしまうかな」と考える方も多いはずです。

でも、働く時間や場所にこだわらずに仕事のできるCADオペチームなら安心してキャリアを続けられる。目指す姿はそのようなチームかなと思っています。ライフステージとキャリアを両立できるチーム作りのため、まだまだやれることはたくさんあります。

 

SAWAMURAの強み、それはチームで挑むこと

今回『SAWAMURA AWARD 2023』を取材させていただき、リアルな会場で直接言葉を伝え、受賞の喜びを社員全員で分かち合う。まさに「個人を全員でたたえ、チームで挑む」というSAWAMURAの社風を感じることができました。

また表彰者だけではなく、それに刺激を受けて組織としてのモチベーションを高めることで、企業の成長へとつなげる。この『SAWAMURA AWARD』は、会社のチーム作りのために大きな意味を持つイベントでした。

Interview&Text::福馬俊太郎/Edit:SAWAMURA PRESS編集部

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