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キャリア人材 対談シリーズ
SAWAMURAの働き方
インタビュー
2024.05.28
大手航空会社から地方の建設業へ。女性管理職が目指す、多様性のある働き方とは?

キャリア人材の採用にも積極的に取り組み、多様な人材と能力が集まってきているSAWAMURA。

さまざまなバックグランドを持つ彼らが、なぜSAWAMURAを選んだのか。そしてどんなビジョンを持っているのか。キャリア人材にスポットを当て、総務・人事課の畑との対談でお伝えしていく新シリーズ。第2回のゲストはブランド推進室課長の河本さんです。

GUEST PROFILE
ブランド推進室 課長
河本さん

大阪府出身。大手航空会社のグランドスタッフとして関西空港に勤務。その後、2011年SAWAMURAにパートとして入社。
翌年正社員となり経理業務と法人営業を経て、2018年にリブランディングプロジェクトのメンバーとして広報部門の立ち上げを経験。現在は管理職として活躍する2児の母。

聞き手・進行役
管理部 総務・人事課
畑さん

1991年生まれ、滋賀県大津市出身。
大手外食チェーン直営店の店長として勤務後、外資系グループのホテルにて人事を担当。
2021年にSAWAMURAに入社

指示を待っていたら仕事にならない。だから身に付いた瞬時に判断して動く力。

:今日はよろしくお願いします。まずはSAWAMURAに入る前、どんな仕事をされていたんですか?

河本:いろんな人と接する、変化のある仕事がしたくて。新卒で入ったのがたぶん誰もが知っている大手の航空会社。国内線だけではなく国際線も多く扱う関西空港で、搭乗手続きや荷物の受け入れなど空港での地上業務を行うグランドスタッフとして4年ほど勤めました。

:私も空港近くのホテルで働いた経験があるので、だいたいどんな環境かはイメージがつくのですが実際どうでしたか?

河本:刺激的(笑)。イレギュラーが当たり前で同じような日は全然ない。全便が無事発着してクレームも何もなかった時は、帰りに事故にでも遭うんじゃないかと思うほどでした(笑)。とにかく分単位、時には秒単位での判断が求められ、かつ人命をお預かりする仕事。当然、教育も厳しく、日々訓練って感じでした。瞬時に判断して動く力は、この4年間で体に染み付いたと思います。

:なるほど。河本さんの今の働き方は、前職の経験が活かされているんですね。すごく納得しました。

子育てを自然ゆたかな場所でしたかった。

:大企業で刺激的な毎日を過ごしていた河本さんが、なぜ地方の建設業で働くことを選んだんですか?

河本:子育てを自然ゆたかなところでしたかった。その思いは都市部で働いていた時から漠然とあって。実際に子供が産まれて、子供の将来を考えた時に、ふと学生時代に行った北小松(滋賀県大津市)での思い出が蘇ったんです。琵琶湖がすぐ目の前に広がり、振り返れば山がある、そして夜になると星がキラキラ…その時感動した風景を求めて、となり町の高島をゆっくり訪れることにしたんです。そこで縁もゆかりもない地域だけど「ここで子育てがしたい!!」と移住を決断しました。

:SAWAMURAへの入社はどのような経緯だったんですか?

河本:働き先を探そうと行った市内の就職説明会で、はじめてSAWAMURAを知りました。ただ今までサービス業の経験しかないし、建設業に対して職人肌の男性たちが大勢いるゴリゴリの体育会系というイメージを持っていました。そこで地元の方に会社の印象を聞いてみたんです。すると「建設業っぽくない」「あそこやったら大丈夫!」とか、いい評判をたくさん聞けた。それでとりあえず一回入ってみようかとパートとして入社しました。

:今でも採用活動をしていると、学生から「建設会社っぽくない」とか「社長との距離が近い」とか言ってもらえます。それは昔からあった社風だったんですね。

河本:当時は今よりも社員数がずっと少なかったからね。必然的に社員同士の距離が近いというのもあると思うけど。それでも前職のような規模の大きな会社だと、社長に会うことも少ないし、自分の意見が会社に反映されるなんて思ったこともなかった。その感覚で入社してみるとパートの私に社長から話しかけてくれるし、意見をあげられるという環境をすごく新鮮に感じました。

チームで取り組むからこそ、一人ひとりの想いや個性を大切に。

:翌年から正社員になり、2018年にはリブランディングプロジェクトのメンバーとして広報部門の立ち上げを経験。現在の仕事内容を教えてください。

河本:会社が目指すブランドイメージを社内外に発信・浸透させていくブランド推進室の課長として、仕事全般の管理が中心です。そして来期から、組織体制が変わり人事と財務とブランド推進室が合わさり管理部として動き出します。会社の組織体制が大きく変わるので、今は各部署の会議に入って状況を把握したり、メンバーの個性をちょっとずつ掴んでいる最中です。だから会議のオンパレード!(笑)。

:カレンダーを見ると、いつも予定が詰まっていますもんね。新しい組織になることへのモチベーションはどこに感じていますか?

河本:私は今までサービス業で働いてきたのもあるけど、人にすごく興味があって。だから人事とか財務とか、そこで働く人たちがどんな思いで仕事に取り組んでいるのか。何を感じて発言しているのか。そういうところにおもしろさを感じています。

:確かに、河本さんと話をしていると「あの人はこういう傾向だから」とか「あの人に相談したら大丈夫」とか、人をしっかり見ている印象があります。そういう方が来期から同じ部署の上司として一緒に働けると思うと楽しみです。

河本:プレッシャーかけてるの?(笑)。でも部署を管理する立場としては、その人その人の特徴をしっかり判断して、その人に合うフィールドを用意してあげたい。だから個々のキャラクターを尊重して、私自身が合わせにいく感覚に近いかもしれない。

:その人の強みを伸ばして、成長を実感させてあげることが、会社の成長にとっても近道ですしね。

河本:特にSAWAMURAって、チームで動くことをすごく大切にしている。得意不得意をみんなで補い、「それぞれの強みを掛け合わせることで、より良い結果を出していこう。」という会社だと思う。

:まさに、適材適所ですね。

社員とその家族、会社。三方よしの働きやすい仕組みをつくりたい。

:ブランド推進室の仕事に加え、来期に向けた準備、さらに子育てと日々忙しいと思います。仕事とプライベートのバランスはどのようにとっていますか?

河本:基本、土曜日はすべて休みにしていますが、私が判断しないと前に進まないこともある。だから連絡やチェックだけはできるようにしつつ、家族との時間を大切にしています。もちろん有給もすべて消化しています。それをモットーに生きているくらいなので(笑)。仕事をする時は仕事に全集中。それ以外はなるべく子供との時間を確保したい。みんなの業務を止めることなく、オンオフをしっかり切り替えられるように工夫しています。

:河本さんの2人目のお子さんと、私の子供は確か同い年ですね。

河本:私は1人目の時に経験しているからわかるけど、小さい子供がいる家庭はほんとに大変だと思う。私自身も上の子を育てる中で「今は子供が中心」と自分に言い聞かせて仕事をしていて、研修や視察に行きたくてもどうしても参加できない、自分には機会がもらえないと、悔しい経験を何度もしました。
でも、そういう経験をして今思うのは、一時的に子育てや介護とか、いろんな理由で仕事をセーブしなければならないことがあったとしてもキャリアをあきらめてほしくないし、長い視点で「働く」ということを捉えて挑戦していってほしい。そのために、性別や年齢関係なくモチベーションを維持できて可能な範囲でチャレンジできる環境を整えていきたいですね。たとえば子育てでいうと、働き方に応じて柔軟なサービスを提供できる企業主導型保育園は、地域への貢献にもつながるのですごくおもしろいなと思っています。

:時代や会社の変化に対応して制度を柔軟に改善できたら、今まで以上に社員みんなが働きやすくなり、何より心強いですね。

河本:本当にそう。ここ数年で社員数だけでなく、何もかもが一気に増えた。でもそこに会社の制度が追いついていないところも正直あります。例えるなら社員みんな必死に走っているけど、まだ凸凹した土の道路を走っているみたいな。それを早くアスファルトに舗装してあげたいというか。みんなが少しでも働きやすく、100%の力を出せて今よりもスピードを出せる道。そんな環境を整えるというのが私の大きなビジョンかな。

子供たちが誇れる会社を目指して。

:地方の建設業として、これからのSAWAMURAの動きをどのように想像されていますか?

河本:世の中の流れ的に、人口も減っている。だから長い目で見たら、新しく何かを建てることに加えて、古い建物を再生していく機会が増えていくんじゃないかな。そしてもう一つは、SAWAMURAでもコンサル的な動きをはじめているけど、これからは建設業だけどまったく新しいことを世の中に提案できるチャンスかなって思っています。

:地方企業だからこそできることを、どんどん実施していきたいですね。河本さんのアイデアの根っこには、どんな想いがあるんですか?

河本:性別や年齢関係なく、地域や社会に必要とされて働く姿を子供たちに見せ続けたいという想いかな。その上で、入社してからずっと変わらず最も大切にしているのが「生活者視点」。建築の専門知識を勉強してきた人が周りに多くいる中で、サービス業で生きてきた自分だからできることは、相手がどうすれば1番わかりやすいか、伝わるか。こればかり考えてきました。今、この視点を活かせるブランド推進室を任せてもらえたことが自分の中でも大きな転機だし、企業として挑戦できることが増えてうれしいですね。

:今年の入社式は京都の南座で行いましたね。あれもブランド推進室の企画ですよね。

河本:そうですね。なんで南座でしたかっていうと、まず社格を上げるという会社のビジョンがありました。それを踏まえて「地方だから、中小企業だからという思い込みの壁を越えて、こんなこともできるポテンシャルのある企業なんだ」というメッセージを社内外に、特に社員が実感できる機会にしたかった。でもまさか本当に南座でできるとは思っていませんでしたけど。

:河本さんの想いや情熱は、式を通してきっと社員だけでなく社外の人にも伝わっていると思います。今日はありがとうございました。

 

インタビューを終えて

:直接言うのは恥ずかしかったのですが、実はすごく尊敬している先輩です。とにかく人を巻き込んでプロジェクトを進めていける熱い方。その根本には人が好きという想いがあり、人の想いに寄り添うサービス業での経験が活かされているとすごく納得できました。
これからもSAWAMURAで自己実現したい人のシンボル的な存在であり続けてほしいです。

 

この記事を書いた人

福馬俊太郎
滋賀県高島市在住。フリーの編集・ライターとして活動中。SAWAMURA社内報の取材・執筆にも携わる。

 

Interview&Text:福馬俊太郎/Edit:SAWAMURA PRESS編集部

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