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企画・デザイン
2023.02.15
選び抜いた豆のブレンドでスペシャルなひと時を。モノづくりへのこだわりが光るオリジナルコーヒー開発ストーリー

昨年末の発表以来、社員にもお客様にも好評のSAWAMURAオリジナルコーヒー。厳選したスペシャルティコーヒー豆にこだわり、暮らしのシーンに合わせた2種類のブレンドをご用意しています。

今回は建設会社がつくる本格ドリップバッグコーヒーができるまでを、広報チームがご紹介します。

 

建設の枠を超え、“コミュニケーション”を生み出すノベルティ

きっかけは、お客様にお渡しするノベルティの見直しでした。これまではお菓子やタオルなど既製品の中から部署ごとに選んでいましたが、もっと「SAWAMURAらしいもの」をご用意できないか?と検討がスタート。

せっかくお渡しするのだから、お客様に喜んでいただきたい、渡して終わりではなくコミュニケーションのきっかけになってほしい、そんな願いから、職場や自宅でゆたかな時間をつくるオリジナルブレンドのコーヒー開発が決定しました。

味わいのテーマは、SAWAMURA本社2Fのリニューアルコンセプトである「あつまる」と「ひろがる」にすることに。コミュニケーションがあつまり、繋がりがひろがるというテーマは、まさにオリジナルコーヒーでも実現したい思いでした。


「あつまる」「ひろがる」をコンセプトに改修した本社オフィス2F『Around』

 

会話や笑顔が広がる味わいを目指して

商品づくりにあたって、早速社内のコーヒー好きを集めたプロジェクトチームが発足。元バリスタの経歴を持つHAARUのショップスタッフや、コーヒー通で知られる設計士まで、部門を超えて集結しました。

「どんな時にこのコーヒーを飲んでほしいだろう?」と、暮らしのシーンをイメージしながら「集中や頑張りを応援する、コク深い味わい=あつまるブレンド」「ほっと一息つきたい時を包み込む香り高い味わい=ひろがるブレンド」という方針が決定。飲み比べても楽しい
ものになるように、との思いを胸に、専門店での試飲会に臨みました。

 

コーヒー専門店「漕人」監修の完全オリジナルブレンド

オリジナルコーヒーの焙煎・ブレンドをお願いしたのは、高島市のコーヒー専門店「漕人」。店主の山根さんは、神戸元町の人気店を経営後、高島へ移住し、希少なスペシャルティコーヒー豆にこだわり自家焙煎をされています。


漕人店主の山根さん。知識とこだわりに圧倒されます!

まずは使用シーンや味わいのイメージを伝え、ベーシックなブレンドの試飲から。バランスの取れた味わいをベースに、「あつまる」・「ひろがる」のどちらのイメージに近いか話し合いながら、豆の種類やブレンドの比率を調整していきました。


何種類ものブレンドをテイスティング

■2杯目:少し酸味の強いミディアムロースト
こちらは「ひろがる」のイメージに近いかも、とプロジェクトメンバー同士でイメージを出し合っていきます。

■3杯目:ケニア豆をメインにしたブレンド
ぎゅっと濃縮したベリーのようなジューシーな味わいが特徴のケニアはクリエイティブな印象。これは「あつまる」のイメージが近いと意見が一致。普段ブラックが得意ではないメンバーも、新鮮な豆はこんなにもフルーティーなんだと感動していました。

■6杯目:エチオピア豆のブレンド
豆は1種類ですが、ウォッシュドとナチュラルという異なる豆の精製方法を組み合わせることで、より香りが広がるブレンドになるそう。すっと広がる華やかな香りで、こちらが「ひろがる」のベースになりました。

こうして個性豊かな豆のテイスティングをおこないながら、少しずつブレンドの比率を調整し、イメージに近づけていきました。

オリジナルブレンドで大切にしたのが「SAWAMURAらしい、どこにもない味わい」。飲みやすさだけでなく、しっかりと味の違いが感じられ、コンセプトが強く伝わるもの。8回もの試行錯誤を繰り返し、ブレンドを決定しました。鮮度の高い、上質な豆だからこそ実現できる、フルーティーな味わいを楽しんでいただけるものになりました。

 

味や香りをパッケージデザインでも表現

ブレンドが決まったら、次はそれを包むパッケージのデザインです。一番難しかったのは、「味わい」をビジュアルで表現すること。

はじめは「建設業なので建築モチーフがわかりやすいのでは」や、「コーヒーだと伝えるためにドリップしているアイコンを入れては」など意見がわかれましたが、「あつまる」「ひろがる」の味わいを形にしようと方針を決め、それぞれのイメージをプロジェクトメンバーで語り合い、形にしていきました。

「あつまる」はひとつひとつの小さな粒が積み重なって大きな形をつくるイメージで、ぎゅっと味わいが凝縮した印象を与える三角形のモチーフを採用。「ひろがる」は拡散して新しい可能性へ繋がるイメージで、香りが広がるイメージをデザインに落とし込みました。


●ATSUMARU(あつまる)ブレンド
新しい挑戦をする瞬間や趣味を楽しむひと時に
コク深いジューシーなケニア豆に、酸味・苦味のバランスの良いブラジル豆・コロン
ビア豆をブレンド。3種の味わいがあつまり引き立て合うエネルギッシュな味わい。

●HIROGARU(ひろがる)ブレンド
大切な人と過ごす時間やゆったり過ごすひと時に
クセのあるナチュラルと、雑味のないクリーンなウォッシュドの2つの製法でつくったエチオピア豆をブレンドした、華やかな香りが広がるフルーティな味わい。

 

コーヒーから広がる社内コミュニケーション

お客様とのコミュニケーションのきっかけづくりになるよう、コーヒーのコンセプトを社内で知ってもらうための試飲会を行いました。

会社のイルミネーション点灯日に合わせ、リニューアルしたオフィスに1日限定のカフェスペースを設置。淹れたての風味を伝えるために、元バリスタのスタッフが2種類のブレンドをサーブし、気づけばコーヒーの香りに誘われた人の輪が広がっていました。


試飲会はイルミネーションの点灯式の日に開催!「3,2,1…」とカウントダウンして冷えた身体も…


淹れたてのコーヒーで温まりました。おかわりを繰り返す人も…!?


試飲会では、コーヒーの特徴や用途をまとめたパネルを展示しました

コンセプトや用途を知るだけではなく、普段関わりの少ない部署やスタッフ同士が、コーヒーを通して会話が広がるゆたかな時間を楽しみました。

 

グリーンショップHAARUで取り扱いを開始

オリジナルドリップバックコーヒーをもっと味わいたい方に向け、SAWAMURAのお店HAARUでの販売も始めました。本社にお立ち寄りの際や、気になる観葉植物を見に来られた際には、「コーヒー置いてる?」とお気軽にお声かけください。


本社横で営業する店舗 HAARU(ハアル)。冬季はコーヒーにぴったりなチョコレートの取り扱いも


レジカウンター近くに置いています!

 

SAWAMURAのこだわりが詰まったオリジナルコーヒー、ぜひ一度味わってみてください。

 

HAARU Green Planning(SAWAMURA本社横)

〒520-1121
滋賀県高島市勝野1108番地3
TEL.0740-36-8118

アクセス
お車でお越しの方:敷地内の駐車場をご利用ください
電車でお越しの方:JR湖西線「近江高島駅」より徒歩5分

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