最終更新日:2018年06月28日
この記事の監修者
株式会社澤村(SAWAMURA)
山々に囲まれ、琵琶湖を臨む滋賀県高島市。
株式会社澤村は1950年の創業以来、地域とともに歩みながら、信頼・実績・技術を受け継いできました。
現在、フィールドは滋賀・京都・福井まで広がり、130名を超えるスタッフと共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。
本コラムは株式会社澤村が運営する工場建築・倉庫建築に関するお役立ちコラムです。
居抜き店舗の外装・内装工事の費用相場
以前のテナントが使用していた設備などを譲り受ける居抜き物件は、内装工事費用を抑える方法の代表とも言える存在です。
内装工事の費用は、規模や業態によって変わってくる実態があります。
しかし一般的な相場としては、坪単価10万円～30万円ほどで店舗リフォーム工事が行われるケースが多い実態があるようです。
また自社と同じ業態の居抜き物件を使えば、厨房設備などもそのまま用いることにより、飲食店などの開店費用全体を抑えられると言えそうです。
スケルトン物件の外装・内装工事の費用相場
前テナントの内装が全く残されていないスケルトン物件の場合、一から自由に設計できるメリットがあると言われています。
しかし厨房設備や洗髪台といった設備を自分で導入する必要のあるスケルトン物件で水まわりの必要なヘアサロンや飲食店を開業する場合、30万円～70万円もの内装工事費用がかかると言われています。
これに対して設備がシンプルで水まわりも必要のないアパレル専門店や雑貨店の場合は、スケルトン物件であっても20万円台の坪単価で工事を行えるケースが多いようです。
一部改装の外装・内装工事の費用相場
居抜き物件の一部改装工事を行う際には、スケルトン物件の内装工事費用とほとんど相場が変わらない実態があるようです。
また前テナントが残していった居抜きで一部改装をする時には、工事内容によっては古い設備の撤去費用がかかってくることもあるため、注意が必要です。
外装工事、内装工事の費用を予算内で収めるためにすべきポイント
利用する物件や業態によって価格が大きく異なる店舗内装、外装工事においては、依頼主自身が希望する工事の優先順位や予算の上限をきちんと決めた上で、設計施工業者に伝える必要があります。
また予算内で店舗内装工事を行うためには、施主自身が「どの工事にいくらぐらいの費用がかかるのか？」を知ることも非常に大事であると考えられています。
例えば、居抜き物件の場合は、部屋の間仕切り、看板交換、フロアのタイル交換、自動ドア撤去、遮熱フィルム設置、トイレ追加といった作業を100万円ほどで行えるケースが多いです。
これに対してスケルトン物件からの飲食店内装工事においては、100万円～150万円ほどの費用がかかりますので、自分の希望する工事条件に合ったお金を用意することも忘れないようにしてください。
