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工場における太陽光発電|導入のメリット・デメリットを詳しくご紹介

最終更新日:2024年03月18日

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工場の省エネ対策が関心を集めている現代では「太陽光発電」も例外ではありません。工場は屋根の面積や敷地が広いため、太陽光発電の設置スペースが十分に確保しやすいといった特徴があります。
そのため、工場は太陽光発電の設置に適した環境が整っていると言っても過言ではありません。しかし、工場における太陽光発電においては、メリットばかりではなくデメリットも存在します。
そこで、今回は工場が太陽光発電を取り入れるメリット・デメリットについて、詳しく解説します。

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この記事の監修者

株式会社澤村(SAWAMURA)

山々に囲まれ、琵琶湖を臨む滋賀県高島市。
株式会社澤村は1950年の創業以来、地域とともに歩みながら、信頼・実績・技術を受け継いできました。
現在、フィールドは滋賀・京都・福井まで広がり、130名を超えるスタッフと共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。
本コラムは株式会社澤村が運営する工場建築・倉庫建築に関するお役立ちコラムです。

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目次

工場が太陽光発電を導入するメリット

工場が太陽光発電を導入する場合、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。さっそく、主なメリットについて詳しく解説します。

停電でも電力を使える

工場が太陽光発電を導入するメリットとして、まず挙げられるのが停電の影響を受けにくい点です。万が一、工場内が停電になっても太陽光発電で電力を生産しておけば、停電のタイミングでも設備を稼働させておくことが可能です。
工場内が真っ暗になってしまうリスクもなく、屋内で働く従業員の安全も確保しやすくなるでしょう。

節電につながる

自家発電として、太陽光発電を導入する場合には節電効果を得られます。自社で電力を生産できれば、電力会社からの供給量を減らすことが可能です。結果的に電気代を抑えられるため、節電効果を期待できます。
近年は電気代の高騰が相次いでいることから、工場としてもコストを削減できる点は大きなメリットなのではないでしょうか。

補助金を使って安く導入できる

太陽光発電を新たに導入する場合、国や自治体で提供している補助金を活用できる可能性が高いです。地球温暖化の影響をふまえ、今や国をあげて太陽光発電をはじめとした環境対策を推進しています。
環境対策に関わる取り組みにおいては、積極的に補助金で支援しているため低コストで太陽光発電を導入できるケースも少なくありません。導入時にかかった10%を補助してもらえたり、特定の税金の納税額を軽減してもらえたりするなど、さまざまな補助があるため国・自治体の補助金内容をチェックしてみましょう。

遮熱効果がある

屋根に太陽光発電を設置する場合、遮熱効果を期待できます。屋根に設置した太陽光発電が直射日光を反射して建物の温度上昇を防ぐことが可能です。夏場の屋内の温度上昇を防ぎやすくなり、極端に空調温度を下げる必要もなくなるでしょう。
結果的に電力削減につながるため、工場としてはコストカットを期待できます。

CSR活動を通じてブランドイメージを向上できる

近年推進されている「SCR活動」を通し、ブランドイメージを向上できる点が、太陽光発電を導入するメリットの一つです。
CSR活動とは、企業に課せられた社会的責任のことで、必須ではないものの、積極的に活動する企業に対して一定の評価がなされます。
環境問題に取り組んでいることのアピールができるため、顧客や消費者に対するブランドイメージを向上しやすくなるでしょう。

工場が太陽光発電を取り入れるデメリット

工場における太陽光発電の導入にはさまざまなメリットがある一方で、デメリットも存在します。具体的に、どのようなデメリットが挙げられるのか、以下から見ていきましょう。

初期費用が高額

太陽光発電の導入には補助金が使えるケースが多いものの、それでも初期費用が高くなることも多いです。太陽光発電の設備には、専用のパネルや架台、モニター、蓄電池などさまざまなものが必要であるため、トータルで見ると大規模なコストがかかることも少なくありません。

定期的なメンテナンスが必須

太陽光発電は定期的にメンテナンスを実施する必要があります。繊細な設備を使用するため、メンテナンスを怠ると事故が発生するリスクを高めます。初期費用だけではなく、メンテナンスにもコストがかかることをふまえると、工場側の負担はやや大きくなると考えられるでしょう。

設置が難しい建物がある

工場であっても、建物の構造によっては太陽光発電の設備を設置できないケースがあります。たとえば、屋根の広さが不十分であったり、屋根の耐荷重が太陽光発電の重さに適していなかったりすると、設備の設置ができません。
また、建物の劣化具合、立地などによっても太陽光発電の設置が難しい場合があります。

売買目的ではない「自家消費型太陽光発電」について

太陽光発電といえば、「余った電力を売買する」といったスタイルが主流でしたが、近年は余剰電力もすべて自家消費する傾向に変化しつつあります。その背景には、電力の売買価格が低下していること、電力会社から共有される電力の価格が高騰していることなどが挙げられます。
製造現場において必須である電力を自家発電で賄うことができれば、工場の安定した稼働を維持しやすくなるといえるでしょう。

おわりに

本ページでは、工場における太陽光発電のメリット・デメリットについて解説しました。近年、高騰し続けている電気代に悩む現場は少なくありません。
太陽光発電を導入することで、トータルコストをおさえられる可能性があります。興味のある方は、デメリットもふまえたうえで、太陽光発電の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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