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工場や倉庫の大規模修繕工事|実施の必要性や頻度、修繕箇所

最終更新日:2023年11月21日

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工場や倉庫のオーナーであれば、忘れてはならないのが「大規模修繕工事」です。定期的に大規模な修繕工事を実施しないと、建物の安全性に関わります。きちんと適切な頻度を把握し、計画的に大規模修繕を実施しなければなりません。
そこで、今回は工場や倉庫における大規模修繕工事の実施の必要性や頻度のほか、必要な修繕箇所などについて解説します。大切な資産を守るためにも、ぜひ参考にしてみてください。

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この記事の監修者

株式会社澤村(SAWAMURA)

山々に囲まれ、琵琶湖を臨む滋賀県高島市。
株式会社澤村は1950年の創業以来、地域とともに歩みながら、信頼・実績・技術を受け継いできました。
現在、フィールドは滋賀・京都・福井まで広がり、130名を超えるスタッフと共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。
本コラムは株式会社澤村が運営する工場建築・倉庫建築に関するお役立ちコラムです。

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目次

工場や倉庫の大規模修繕が必要な理由

工場や倉庫において、大規模修繕が必要な理由は何なのでしょうか。
日常的なメンテナンスではなく、定期的に大規模な修繕を実施すべき理由について見ていきましょう。

建物や外壁塗料に寿命があるため

工場や倉庫の大規模修繕が必要な理由は、建物や外壁・屋根塗料に寿命があるからです。
建物は一度立てたら、経年劣化したり、天候の影響で部分的に傷みが生じたりします。劣化や傷みが生じた場合には、適切に修繕を実施しないと建物の安全性を損なうことにつながります。
結果的に劣化や傷みが進み、建物の損壊や倒壊といった事態にも陥ってしまうため、注意しなければなりません。

不具合を解消するため

不具合を解消するためにも、工場や倉庫の大規模修繕は必要です。工場や倉庫を建設してから長い期間メンテナンスを行わずに放置していると、徐々に不具合が生じてきます。
設備がスムーズに起動しなくなったり、古くなって使いにくくなったりする部分もあるでしょう。また、設備面だけではなく、働く従業員が増えたことで、これまでの工場・倉庫の規模では効率性や生産性に問題が出てくることもあります。
古い工場・倉庫を放置することは、さまざまな領域で不具合が生じることにつながるため、定期的に大規模な修繕を行う必要があるのです。

トータルコストを抑えるため

定期的に大規模な修繕を実施すべき理由の一つが、トータルコストを抑えるためです。不具合や損傷が起きてからその都度メンテナンスを依頼するとコストが割高となることが多いとされています。
実際、工場や倉庫のメンテナンスは、足場を組むことが多く、1回あたりで数十万円~数百万円のコストがかかることも少なくありません。
しかし、定期的に一度で大がかりな修繕を行った方が、足場を組む回数が少なくなり、結果的にトータルコストを抑えやすくなるのです。
大規模修繕のほうが1回あたりのコストが高くなりやすいですが、長い目で見るとかえって安価となるため、なるべく費用を抑えたい方は定期的に大がかりなメンテナンスをおすすめします。

工場や倉庫における大規模修繕の頻度

工場や倉庫などの大規模修繕は、どれくらいの期間を目安にして実施するのが適切なのでしょうか。
ここからは、大規模修繕を行うにあたって、理想とされる頻度を解説します。

10~15年が目安

工場や倉庫の大規模修繕の頻度は、およそ10~15年です。工場や倉庫の設備、外壁などの塗料、内装などは10年を過ぎると徐々に劣化が目立つようになります。
また、設備に関しては不具合が生じやすくなるタイミングでもあるため、10~15年を目安に大規模修繕を実施することがおすすめです。
しかし、工場や倉庫の場所によっては、10~15年よりももっと短い感覚での大規模修繕が理想なケースもあります。建物は天候の影響を受けやすく、劣化が進みやすいため「湿度が高い地域」「紫外線が強い地域」「海の近くの地域(塩害のため)」などに工場・倉庫がある場合は10年以下の感覚で大規模修繕を行ったほうがいい場合もあります。

防水面に問題が生じたら早めに実施

前項では、工場や倉庫の理想的な大規模修繕の頻度として、10~15年と解説しましたが、もっと早く実施すべきケースとして「防水面に問題が生じたとき」が挙げられます。
雨漏りや浸水などがあった場合、水の侵入によってカビや腐食などが生じてしまいます。放置していると、耐久性が低下し建物の損壊・倒壊リスクが高まるため注意が必要です。
また、雨漏りや浸水などの状態に陥ると、修繕費用もさらに高くなるケースが多いため、被害に気が付いたら早めに対策することをおすすめします。

工場や倉庫の必要な修繕箇所

工場や倉庫を大規模修繕するにあたって、一般的に必要な箇所とされているのが以下の通りです。

【必要な修繕箇所】

・屋根塗装
・外壁塗装
・屋根、屋上の防水塗装
・鉄部塗装
・タイルの補修
・給水管の補修
・排水管の補修
・コンクリートの補修
・内装の修繕

また、工場や倉庫に特別な設備が導入されている場合も、機能や動作を確認し必要に応じて新調することが大切です。

おわりに

本ページでは、工場や倉庫の大規模修繕について解説しました。定期的に実施することで、建物の安全性を維持しやすくなるとともに、突発的な修繕が不要となり、結果的にトータルコストも抑えやすくなります。
工場や倉庫を所有するオーナーの方は、大規模修繕の適切な時期を確認し、本ページを参考にしながら計画を立ててみてはいかがでしょうか。

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