最終更新日:2019年06月17日
工場を運営するにあたって、利益計画を立てるでしょう。
では利益計画を立てる時、具体的な作戦を考えてみます。
ここでは戦略的な工場運営をする時に、役立つ5つの正攻法についてまとめてみましょう。
付加価値を拡大させることが企業の存続と成長につながる
モノづくりの会社が多い日本ですが、2012年では43万社の会社があるものの、30年前には80万社はあったといわれています。
つまり日本における工場は年々減少しており、今や全盛期の半分ほどしかありません。
工場を上手く存続させるためには、売り上げではなく、付加価値を拡大させて、生産性を高めていく必要があるでしょう。
事前の準備をしなければ、革新的な大きいことを成功させることはできない
付加価値の拡大を図ると存続と成長を実現することができますが、これは会社が生き残るためのポイントです。
生き残るのではなく、その会社をさらに大きく飛躍させたい、成長させたいというためには、付加価値を拡大しなければなりません。
付加価値を拡大させるためには、生産活動、現場の改革が必要不可欠です。
通常の工場運営の延長では、生産活動や現場の改革を行うことは不可能なので、変革を行うためにはしっかりとした事前準備をしなければなりません。
まずはキャッシュを稼ぐことからスタートです。
さらにノウハウを獲得しておくことも重要でしょう。
キャッシュを増やすためにはどうすればよい?
キャッシュを稼ぐことで工場としての信頼もできますし、将来へのビジョンも明確になります。
キャッシュの源は利益になりますので、工場として利益を重要視するのは当たり前です。
まず変動費から付加価値をひねり出して、直接的な利益を積み上げてみましょう。
固定費から経営資源を出し、開発力を強化したり、営業力を強化することで利益につながります。
もしも借金がある場合には、借金を返済して固定費の低減を図り、直接的な利益の積み上げを図りましょう。
そのほか、運転資金(棚卸資産ともいう)をスリム化することでロスを減らし、高付加価値化が出きれば単価がアップし、販路開拓で販売数量を増やし売上高アップにつながりますよ。
また、固定費削減は成果の生かし方を事前に決めておきましょう。
生産性を向上させる行動は非常に大切であり、得られた成果の生かし方を事前に決めておくことで、戦略的になります。