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工場のレイアウトを変更|最適化できる配置や生産性が向上できる配置を解説

最終更新日:2024年07月16日

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工場レイアウトは、業務効率や生産性に直結する部分であるため慎重に検討しなければなりません。とはいえ、いざレイアウトを検討しようにも、「そもそもどのような配置があるのか」「どのようなレイアウトなら最適なのか」などはイメージしにくいものです。
そこで、今回は工場レイアウトの種類や、最適化させるためのポイントについて解説します。工場レイアウト変更を検討している方や、工場を新設予定の方はぜひ参考にしてみてください。

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この記事の監修者

株式会社澤村(SAWAMURA)

山々に囲まれ、琵琶湖を臨む滋賀県高島市。
株式会社澤村は1950年の創業以来、地域とともに歩みながら、信頼・実績・技術を受け継いできました。
現在、フィールドは滋賀・京都・福井まで広がり、130名を超えるスタッフと共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。
本コラムは株式会社澤村が運営する工場建築・倉庫建築に関するお役立ちコラムです。

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目次

工場レイアウトとは

工場レイアウトとは、生産ラインなどの設備や人の配置を指します。工場では、さまざまな機械や従業員などが配置され、場所ごとに業務の内容や作業工程が異なるのが特徴です。基本的には安全性が最重視されますが、他にもコストや生産性など、さまざまな部分を加味して、レイアウトを決定します。
新設の段階で慎重に検討したうえでレイアウトを変更しても、事業の変更や規模の変化などに伴い、従来の工場レイアウトでは生産性が落ちるケースが少なくありません。
そのため、工場レイアウトの変更で、設備や人の配置も変える工場は多いのです。

工場レイアウトの種類

工場レイアウトには、大きく4種類が存在します。それぞれのレイアウトの特徴について見ていきましょう。

ジョブショップ型

工場のレイアウトの種類として、まず挙げられるのが「ジョブショップ型」です。ジョブショップ型は、機能が似ている設備を特定の場所にまとめるようにして配置するレイアウトです。
1人の従業員が複数の機械を操作したり、さまざまな工程を担ったりする場合は、各設備が近い場所に位置しているジョブショップ型がおすすめです。
ただし、搬送経路が複雑化しやすいため、人が頻繁に行き交うエリアでの採用は慎重に検討する必要があります。

ライン型

ライン型は、製造工程に合わせて配置する工場レイアウトです。工程1、工程2……といった工程の順番に合うように機械を並べるように配置します。いわゆる「流れ作業」のような業務であれば、ライン型の設計は適しているといえるでしょう。
しかし、ライン型は後から工程を変更したり、生産する量を繁忙期・閑散期に合わせて調節したりすることが難しいのが難点です。
そのため、売れ行きをイメージしにくい新製品や、流行り廃りのある商品の生産では、ライン型は不向きと考えられます。

据え置き型

据え置き型は、大型の製品を中心として、従業員や機械を周囲に配置するような工場レイアウトです。たとえば、飛行機や大型の船などのような製品は、基本的に移動させることが難しいものです。機械に合わせて動かすとしたら、機体・船体以上の機械が必要となります。
とはいえ、そこまで大型規模の機械を設けることは現実的ではありません。そのため、製品の周囲に従業員や機械を配置して、製造していく方法が一般的です。

セル型

工場ラインの種類の一つが「セル型」です。従業員のまわりに機械を配置するような工場のレイアウトです。短い距離で複数の機械の間を移動できるため、効率的に業務を進めやすいといったメリットがあります。
比較的小さな製品を扱う工場や、従業員の配置人数が少ない場所で用いられる工場レイアウトです。

工場レイアウトを最適化するためのポイント

工場レイアウトを最適化するためにも、あらかじめおさえておくべきポイントがあります。工場レイアウトの変更を検討している方は、以下のポイントを参考にしてみてください。

機械の配置から決定する

工場の大部分を締める「機械」の配置から考えることで、レイアウトを検討しやすくなります。まず、機械の台数や、機械の可動範囲、重さ、騒音や異臭、有害物質の有無などをもとに、配置場所を決定しましょう。
ただし、効率だけを求めた機械の配置はNGです。事故を防ぐためにも、安全性を最優先にした機械の配置を心がけてください。

従業員の人数・動き方で決定する

その場を担当する従業員の人数や、従業員の動き方を明確にしておくと、最適な工場レイアウトがイメージしやすくなります
配置される人数に合わせてゆとりを持ったレイアウトにしたり、従業員の動線をふまえて機械を設置したりしやすくなるからです。
とくに配置する人数が多い場合や、業務の中で移動が多い場所では、従業員の人数や動き方を重視して工場レイアウトを考えることが大切でしょう。

おわりに

今回は、工場レイアウトの種類や、レイアウトの変更で成功させるためのポイントについて解説しました。工場内のレイアウトは、作業効率や生産性に大きく関わります。そのため、業務内容や扱う製品、業務を担当する従業員の人数などに合わせて、慎重に検討しなければなりません。
また、工場レイアウト次第で、安全性も変化するため、必要に応じて配置を変更することも大切です。
ぜひ、今回解説した、工場レイアウトの種類や最適化のためのポイントを参考にして、自社でのレイアウト変更のアイデアに活かしてみてはいかがでしょうか。

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