最終更新日:2019年08月28日
工場にある機械や設備の管理、製品の品質、従業員の安全管理などを行うことを工場管理と言います。
この工場管理は工場にとって大切な職務であり、資格が必要なものも多いです。
では工場管理にはどのような資格が必要になるのでしょうか？
ここでは工場管理に必要な資格についてまとめてみましょう。
この記事の監修者
株式会社澤村(SAWAMURA)
山々に囲まれ、琵琶湖を臨む滋賀県高島市。
株式会社澤村は1950年の創業以来、地域とともに歩みながら、信頼・実績・技術を受け継いできました。
現在、フィールドは滋賀・京都・福井まで広がり、130名を超えるスタッフと共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。
本コラムは株式会社澤村が運営する工場建築・倉庫建築に関するお役立ちコラムです。
工場管理とは？
工場では材料を加工して製品を作ります。
その過程の中で、高品質のものを安く、そしてスピーディーに効率よく生産することが求められており、それができれば利益が上がります。
この活動のために行うのが工場管理になります。
工場管理には、生産管理、品質管理、設備管理、安全管理があり、それぞれ様々な資格が必要となるのです。
生産管理の資格
生産管理は、工場を運営するリーダー、経営部門が行う工場管理です。
製品の生産が計画的に行われているか？を管理します。
また計画が遅れている場合には、担当者に指示を出すのです。
生産管理に関わる資格としては生産管理オペレーションと生産管理プランニングがあります。
品質や設備を管理する資格
品質や設備を管理する資格としてはQC検定があります。
工場で生産された製品は、検査で一定の品質があるかどうか？を確認して完成となります。
品質管理では、品質が確かなものであるか？を検査で検証して保証することです。
品質管理を行う資格として、QC検定というものが日本があります。
QC検定は、品質管理に関する知識をどのくらい持っているか？を評価する資格であり、4級から1級までの5段階になっています。
また工場の設備を維持するための資格としては機械保全技能士があります。
工場にとって機械は最も重要な設備であり、その管理を行っているのが機械保全技能士になります。
機械保全技能士は機械のメンテナンス技術を認定する資格であり、取得すれば技術の客観的な証明となるでしょう。
機械保全技能士は3級から特級まであり資格を取得するには、日本プラントメンテナンス協会の試験を受験する必要があります。
工場の安全管理を行う資格
工場の安全管理を行う資格として安全管理者があります。
安全管理者は国家資格であり、労働安全衛生法で定められている工場の安全全般を管理する人のことです。
労働者が50人以上の屋外的、工業的な業種においては、労働安全衛生法によって安全管理者の選任が義務付けられています。
