最終更新日:2018年05月02日
この記事の監修者
株式会社澤村(SAWAMURA)
山々に囲まれ、琵琶湖を臨む滋賀県高島市。
株式会社澤村は1950年の創業以来、地域とともに歩みながら、信頼・実績・技術を受け継いできました。
現在、フィールドは滋賀・京都・福井まで広がり、130名を超えるスタッフと共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。
本コラムは株式会社澤村が運営する工場建築・倉庫建築に関するお役立ちコラムです。
古い倉庫を住宅、店舗、コンパクトオフィスに再生できる
古い建物を再生させるリノベーションへの注目が集まる近頃では、古い時代に作られた倉庫を活用する施工事例が大変多く見受けられるようになっています。
使い古された建物ならではの良さを残す倉庫リノベーションには、カフェなどの店舗をつくった時に、現代社会にはない趣やオリジナリティを生み出せる特徴があります。
また近頃では、コンパクトオフィスや住宅といった商業施設以外の事例も増えていますので、少し斬新な建物に興味のある方は施工事例をチェックしてみても良いでしょう。
そもそもリフォームとリノベーションとは何が違うの？
既存の建物に対して改装と用途変更を同時に行い、新たな価値を与えることをリノベーションと呼びます。
これに対してリフォームは、既存の建物に生じてしまった亀裂や剥がれ、ひび割れなどの改修や補修を行い、同じ用途で使い続ける時に行われる工事となるのです。
倉庫をコンパクトオフィスにするリノベーション
コンパクトオフィスへのリノベーションには、住宅街などにある小さな工場倉庫物件が使われることが多いです。
ちなみにコンパクトオフィスというのは、前面スペースに駐車場、一階部分をフリースペースもしくは倉庫、2～3階部分を事務所として使用する物件の総称です。
こうした形で全てのフロアを有効活用できるコンパクトオフィスを倉庫だった建物の中に作れば、営業車を停める駐車場やフリースペースなどを別途借りる際に発生する賃料なども節約できます。
倉庫を店舗にするリノベーション
倉庫の空間的なオリジナリティを活かせる店舗へのリノベーションは、ここ数年で増加傾向にあります。
このタイプのリノベーションを行う時には、倉庫にはなかった上下水道設備や電気設備、空調設備といった部分を作る上で多くのコストがかかる可能性があります。
しかしファション雑貨などの販売店やダンススクールといった水まわりの必要のない店舗へのリノベーションの場合は、工事にかかるコストについてもかなり抑えられる傾向があるようです。
倉庫を住宅にするリノベーション
広々とした空間や鉄骨造ならではとも言えるシャープな居住環境を求める人には、倉庫を使った住宅へのリノベーションもおすすめです。
もともと製品などを保存していた倉庫から住環境への設計を行う際には、それなりに手間と時間がかかります。
しかし安く買った物件をオリジナリティ溢れる住まいに生まれ変わらせることができると考えれば、そのやり甲斐は非常に大きなものになると言えるでしょう。
今回ご紹介したコンパクトオフィスや住宅、店舗リノベーションに倉庫を活用する事例に興味をお持ちの方は、工場倉庫物件の取り扱いに詳しい専門業者に気軽にご相談ください。
