最終更新日:2018年12月14日
自動車部品などの工場ではライン作業で製品を製造していくのが一般的です。
そのためラインにいくつかの工程が振り分けられていて作業者が入って作業を行います。
作業を行う時は作業者だけでなく作業方法や機械も重要になってくるので問題が発生しないようにほとんどの工場が工程管理を実施している傾向があります。
工程管理を実施する事で作業者の意識も高まり品質の高い製品を作っていく事にも繋がっていくのです。
また実際にメリットになる点もいくつかあるので紹介していきましょう。
この記事の監修者
株式会社澤村(SAWAMURA)
山々に囲まれ、琵琶湖を臨む滋賀県高島市。
株式会社澤村は1950年の創業以来、地域とともに歩みながら、信頼・実績・技術を受け継いできました。
現在、フィールドは滋賀・京都・福井まで広がり、130名を超えるスタッフと共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。
本コラムは株式会社澤村が運営する工場建築・倉庫建築に関するお役立ちコラムです。
無駄なコストを削減する事が出来る
工場で製品を製造する時は原料費などいろいろなコストがかかってしまうものです。
必要であれば仕方がない事なのですが、中には無駄なコストがかかっている事もよくあります。
工程管理を実施していないとどの部分が無駄になっているのかしっかり把握する事が出来ないのでそのまま放置されてしまいます。
『しかし工程管理を実施していれば作業の無駄が分かるので必要ないコストもしっかり把握する事が出来るのです。』
そのため必要なコストだけかけて作業する事が出来るようになります。
特に経営状態があまり良くない工場だと工程管理を徹底して無駄なコストを削減している事も多いです。
品質面で問題が発生するのを防げる
工場で製品を製造する仕事は基本的にクライアントから受注しています。
そのためクライアントが納得する事が出来るような品質で製品を製造しなければいけません。
工程管理を実施していないと作業の質が低下するので品質面で問題が発生してしまう可能性も高くなります。
『しかし工程管理を実施しておけば作業者が作業手順をしっかり見直せるので品質面で問題が発生するのを防ぐ事が出来るのです。』
クライアントからの信頼を失ってしまう事もなくなるので仕事を継続的に受注する事が出来るようになります。
作業者が作業しやすくなる
工場で製品を製造する時はラインの工程に作業者が入って作業をする事になります。
基本的な作業手順は決まっているものですが、工程によってはすごく作業がやりにくく感じている作業者もいます。
その影響で作業ミスをしてしまったり作業者が怪我をしてしまう事もあるのです。
『しかし工程管理を実施して作業がやりにくい部分を改善する事で作業者の負担を軽減する事が出来ます。』
作業ミスも減りますし作業者が怪我をするのも防げるので工場にとってもメリットになります。
作業者も工程管理を実施してから作業しやすくなったと答えている人も多いです。
