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居抜き工事で失敗しないためには?知っておくべき4つのチェックポイント

最終更新日:2024年07月16日

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コストを抑えやすいといった理由で、「居抜き工場」を検討している方は多いのではないでしょうか。工場は一から建設するよりも、居抜き工場を活用したほうが安価に済む傾向にあります。
とはいえ、コスト面のメリットだけで居抜き工場を選んでしまうと、思わぬ後悔に繋がってる可能性があるのです。そこで、今回は居抜き工場を選ぶにあたって、失敗しないためのチェックポイントを解説していきます。居抜き工場の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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改修工事実績1,000件以上 ※2020年-2023年
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SAWAMURAは設計、工事、内装、外構、不動産、土木など様々な部門を持つ総合建設会社です。各部門のスタッフが、お客様のご要望に対して設計から施工、アフターメンテナンスまで一貫してお客様をサポートします。

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この記事の監修者

株式会社澤村(SAWAMURA)

山々に囲まれ、琵琶湖を臨む滋賀県高島市。
株式会社澤村は1950年の創業以来、地域とともに歩みながら、信頼・実績・技術を受け継いできました。
現在、フィールドは滋賀・京都・福井まで広がり、130名を超えるスタッフと共に、設計・施工の一貫体制でお客さまのご要望にお応えしています。
本コラムは株式会社澤村が運営する工場建築・倉庫建築に関するお役立ちコラムです。

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目次

居抜き工場とは

居抜き工場とは、工場の設備や内装が前のオーナーが所有していたときのままで売却される物件のことです。すでに工場の建物があり、そのまま使える設備も備わっていることが多いため、初期費用を抑えて工場を活用できるのが魅力です。
しかし、一方で、コストの安さだけに着目して選んでしまうと「自社の事業では使いにくい」「法的な問題を抱える物件と知らずに購入してしまう」などさまざまなリスクがあります。
そのため、居抜き工場の購入を検討する際には、慎重な判断が求められるのです。

居抜き工場を購入する際のチェックポイント4つ

居抜き工場を購入するにあたって、どのようなポイントを抑えて選べば良いのでしょうか。ここからは、居抜き工場を購入する際のチェックポイントを解説します。

図面がある物件があるか

居抜き工場を選ぶ際には、まず図面がある物件であるかを確認しましょう。図面は、購入後の増改築が必要となるため、購入前に確認しておく必要があります。また、耐震性や構造問題なども図面から読み取れるため、今後活用していくうえで、図面が必要な建物の情報です。
図面がないと、増改築する際に改めて調査する必要があるため、コストも時間もかかります。スムーズな運用が難しくなるため、図面がある物件に絞って探すことをおすすめします。

法的な問題を抱えていないか

居抜き工場を購入する際には、建物や構造などに法的な問題を抱えていないかをチェックしましょう。工場に限らず、建物は「建築基準法」に則って建築する必要があります。たとえば、高さや斜線制限、建ぺい率などの基準は建築基準法によって定められているのです。
しかし、建築基準法の改正や、複数回に渡る増改築により、建築基準法を定めを満たしていない工場である可能性もあります。仮に法的な問題を抱えている工場を選んでしまうと、建築基準法に即すように追加で工事しなければならない場合があります。
当初予定していたよりも大規模な工事が必要となるケースもあるため、購入前に「法律を満たした工場であるか」を確認しておくことが大切です。

予算内で購入から増改築までカバーできるか

居抜き物件を購入する際には、予算内で購入から増改築までカバーできるかを確認しましょう。購入費用だけに目を向けていると、いざ増改築の計画を立てる際に資金不足に陥る可能性があります。
また、工場は定期的にメンテナンスが必要であったり、事業の拡大や事業の変化などに伴って改築が必要となったりする場合も少なくありません。長期的な視点で資金計画と、増改築の計画を立てていく必要があります。

インフラ設備がすでに整っているか

工事の規模を抑えつつ、コストも比較的安価に済ませるためにも、インフラ設備がすでに整っているかを確認して購入を検討しましょう。電気や給排水設備、ガスなどは、新たに工事をして整備するとなるとコストも工期もかさんでしまいます。
あらかじめインフラ設備が整った居抜き工場であれば、工事する箇所を減らせるためコストを削減できますし、スムーズな操業につなげやすくなるでしょう。

居抜き工場の購入で専門家に相談すべき理由

居抜き工場を購入するのであれば、工場の建築に知見のある専門家に相談したほうが失敗がありません。なぜ、専門家に相談する必要があるのか、以下から見ていきましょう。

適切な工事計画を立てやすくなる

居抜き工場を購入する際、専門家に相談することで、適切な工事計画を立てやすくなります。一般的な工場とは異なり、居抜き工場は特殊な工事が必要となることも少なくありません。想定外の事態に陥ることもありますが、専門家に相談しておけば、あらかじめさまざまなリスクをふまえた提案をしてもらえるでしょう。

専門的な立場からのアドバイスを受けられる

図面や事業内容をもとに、必要な工事やコストをかけずに対応すべき工事などのアドバイスを得られるのは、専門家に相談するメリットの一つです。依頼主としては、どのような工事がベストなのかはイメージしにくいものですが、専門家であればさまざまな観点から適切な工事について考えることができます。
結果的に、満足度の高い居抜き工場を持つことに繋がるでしょう。

コストと希望する工事内容をすり合わせしやすくなる

限られた予算と、希望する工事内容が必ずしもマッチするとは限りません。専門家に相談すれば、どこまで妥協すればいいのか、どこまでこだわっていいのか、等をコストと工事内容をもとに提案してくれます。無理のない予算の範囲で、納得できる工事を実施するためにも、専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

おわりに

本ページでは、居抜き工場を選ぶうえで、失敗しないためのチェックポイントを解説しました。居抜き工場は、新規で設立するよりも圧倒的にコストが低いため、初期費用を抑えたいと考えている方にとっては魅力的です。
しかし、一方でさまざまな注意点もあるため、チェックポイントをおさえたうえで検討しなければなりません。ぜひ今回ご紹介した内容をヒントにしながら、納得して選べる居抜き工場を探してみましょう。

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