倉庫や工場の解体にはいくらかかる？費用の目安やコスト削減のためのポイント 【公式】工場建設・倉庫建設なら「カナリス建築」滋賀・京都・福井｜株式会社澤村

倉庫や工場の解体にはいくらかかる？費用の目安やコスト削減のためのポイント

最終更新日:2024/02/20

倉庫や工場の解体を検討しているものの、具体的にどの程度の費用が必要となるのか、疑問に感じている方は多いのではないでしょうか。倉庫・工場の解体は大がかりな工事が必要となるため、費用も高額になりがちです。あらかじめ把握したうえで、資金計画を立てる必要があるでしょう。
そこで、今回は倉庫や工場の解体を検討している方へ向けて、工事の費用相場や費用を節約するためのポイントなどについて詳しく解説していきます。

倉庫・工場における解体費用の目安

倉庫・工場の解体費用は具体的にどの程度かかるものなのでしょうか。まずは、解体費用の目安から詳しく解説していきます。

木造の場合

倉庫や工場にかかる解体費用は、建物がどのような構造であるか否かで変動します。木造の場合は、鉄骨造と比べて比較的安価な傾向にあり、1坪あたり1万5,000円程度が目安です。取り壊しのしやすさや、取り壊した後の処分などがそこまで難しくないことから、安価な費用で解体できることが多いです。

鉄骨造の場合

鉄骨構造の倉庫や工場の場合、解体費用は1坪あたり2万円～3万円程度です。木造と比べて解体費用が高額な理由には、取り壊す手間や時間が木造よりもかかることが挙げられます。とはいえ、建物の大きさや解体規模などによっては、木造よりも安価な場合もあるでしょう。
いずれにせよ、解体費用は業者によって具体的な金額が異なるため、まずは業者に問い合わせてみることをおすすめします。

大きさで違いが大きい

倉庫・工場の解体費用をおおよその大きさ別で見てみると、金額には大きな差があります。たとえば、10坪未満であればおおよそ1坪あたり5万円前後であるのに対し、70坪以上もの規模であると、1坪あたり2万円～3万円である傾向にあります。つまり、建物が大きいほうが1坪あたりの解体費用の単価が安価な費用設定です。

倉庫や工場の解体費用に違いがある理由

倉庫や工場の解体費用が、ケースによって違いがあるのはなぜなのでしょうか。ここからは、解体費用が変動する理由について詳しく見ていきましょう。

構造によって解体の難易度が異なるため

倉庫や工場の解体費用に違いがある理由は、構造ごとに解体の難易度が異なるからです。鉄骨造の建物を取り壊すよりも、木造の建物を取り壊すほうが解体の難易度は低いでしょう。前者のほうが取り壊しまでの時間も短く済むため、比較的安価な料金で対応してもらえることが多いです。
逆に、鉄骨造は解体に時間がかかりうやすいうえに、取り壊した後の処分も手間がかかりません。総合的に見て負担が大きい鉄骨造は、解体費用が高くなりやすい傾向にあります。

土台の有無で手間が変わるため

土台の有無で手間が変わることから、解体費用に違いが生じます。土台とは、建物の基礎の下にあるコンクリート素材のことです。土台の撤去には手間や時間がかかるため、業者の多くがやや高めの料金設定で対応しています。
土台の有無が分からないときには、業者に相談することで現地調査を行ってもらえます。見積もりの際に相談してみることがおすすめです。

建物の大きさで工事規模が変わる

倉庫や工場の大きさがどの程度であるかで工事規模が変わるため、解体費用に差があります。建物の大きさが大きいほど1坪あたりの単価は下がる傾向にあるものの、全体的な総額は建物が小さい場合と比べると高額です。
なお、建物の大きさから解体工事の費用を算出する際には、建物の高さや幅、奥行きなどをチェックしたうえで適正価格が提示されます。

倉庫や工場の解体費用を節約するためのポイント

倉庫や工場の解体費用は決して安価ではありません。だからこそ、あらかじめ解体費用を節約するための方法を把握しておくことが大切です。
建物を解体するにあたって、費用を節約したいときには助成金や補助金の活用がおすすめです。国もしくは自治体で利用できる助成金・補助金があれば、積極的に活用することで自費での負担分を軽減できます。
また、解体せずに売却するといった選択肢もあります。自身が倉庫・工場が不要と判断しても、他の起業や業者からはニーズがあるケースも珍しくありません。
倉庫や工場の解体費用を節約するためにも、ぜひ検討してみましょう。

おわりに

本ページでは、倉庫や工場の解体費用の目安や、費用を抑えるためのポイントなどについてご紹介しました。建物の大きさや構造などによるものの、倉庫・工場の解体費用は数百万円から数千万円規模です。あらかじめどの程度の費用がかかるのかを把握したうえで、適切に資金計画を立てることが重要でしょう。
ぜひ、今回ご紹介した内容を参考にしながら、計画的に倉庫・工場の解体の準備を進めていきましょう。