独立洗面台は賃貸物件に必要？実はたくさんある洗面台の種類と選び方 - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2023年07月31日

人気のある賃貸物件には、「使いやすい設備や便利な設備が整っている」という共通点があります。

特に水回りの設備についてはこだわりを持っている人も多く、「独立洗面台がある」ということを外せない条件に物件探しをする人もいます。

現在、独立洗面台のない賃貸物件を経営しているオーナーは、空室対策のためにも独立洗面台の設置を検討してみませんか？

• 1 独立洗面台の需要はばかにならない！
• 2 独立洗面台の種類
• 3 独立洗面台の選び方
• 4 独立洗面台を設置する場所
• 5 まとめ

独立洗面台の需要はばかにならない！

独立洗面台とは、水回り関連の設備として設置される洗面台のことです。

近年、ワンルームなどの小規模な物件であれば特に、省スペースのために浴室とトイレを一箇所にまとめる間取りが多くみられます。

「ユニットバス」とも呼ばれるこの設備では、洗面スペースは浴室、トイレスペースと同じ空間にしつらえ、水道に関してもシャワーと一体になっています。

こうした洗面スペースに対し、洗面スペースのみで独立されているものをその名の通り「独立洗面台」と呼ぶのです。

独立洗面台の魅力は、広めのスペースが用意されていることです。

ユニットバスタイプの洗面台では、限られたスペースを有効活用できる一方でどうしても狭く、使用の際にも窮屈になりがちです。

鏡も小さいため、細かな部分まで十分見ることができません。

しかし独立洗面台ならゆったりと使うことができ、洗顔やクレンジング、スキンケア、メイクなどもしやすくなるでしょう。

独立洗面台では三面鏡を取り入れたり、鏡を近くに寄せられたりできることもあります。

鏡の裏側には収納があるものも多く、細かなアイテムも見えないようにしまうことができます。

洗面台にはコンセントが付いているものもあり、ドライヤーやヘアアイロンなどもすぐに使えるので利便性も期待できます。

独立洗面台の種類

独立洗面台の導入を検討するとき、どのようなものを導入するか種類も踏まえて考えてみましょう。

というのも、設備において「洗面台」というと、「洗面ボウルと蛇口」のみを指します。

「洗面台を導入する」という表現だけでは、イメージしているものが見つけられないかもしれません。

洗面スペースに洗面台のみを導入する場合には、例えば洗面台を置くスペースを別途用意してそこに洗面ボウルを配置するような形になります。

もしくは壁に取り付ける、カウンターに埋め込むなどの方法でも設置できます。

アイテムが少ない分色んな使い方ができるので、自由なデザインもできるでしょう。

一方で収納や鏡はありませんので、必要なら別途用意しなければいけません。

洗面ボウルと蛇口のほかに収納、鏡などが一体になっているものは「洗面化粧台」や「ユニットタイプ」と呼びます。

いわゆる独立洗面台と聞いて、多くの人がイメージするものはこちらでしょう。

サイズなどはある程度決まっていますが、多くの人にとって使いやすい定番の形やサイズになっています。

また、すでに鏡や収納など決まったものが決まった場所に配置されているタイプだけでなく、パーツを自由に組み合わせられるタイプもあります。

こちらはシステムタイプと呼ばれ、洗面台の雰囲気や使い勝手に合わせて自由にカスタムできます。

独立洗面台の選び方

さまざまな種類があるからこそ、どんな独立洗面台を選べばいいか悩んでしまうかもしれません。

そんなときにはまず、サイズを確認するところからはじめましょう。

「この洗面台を置きたい！」と思える理想の洗面台があったとしても、置くことのできないサイズであれば意味ができません。

賃貸物件における洗面台の設置スペースはどのくらいなのか、また独立洗面台のサイズはそれぞれどのくらいで、どのようなデザインなのかをまずはざっと調べてみましょう。

幅・奥行・高さ、どれも確認し、実際に洗面台を置いたらどのくらいまでせりだすのかについてもイメージしてみてください。

ちなみにシステムタイプのように自由度の高い洗面台の場合は、サイズについても自由に決めることができます。

ユニットタイプの設置が難しそうな物件では、必然的にシステムタイプを選ぶことになるかもしれません。

続いて大切なのが、掃除のしやすさです。

洗面台の素材や種類、作りによっては、実際に使用したときに「掃除がしにくい」と感じてしまうかもしれません。

水回りはただでさえカビや汚れが起きやすい部分ですから、入居者目線に立ちお手入れの様子をイメージしながら選んでみてください。

掃除のしにくい洗面台では、入居者がお手入れをさぼる可能性も高くなります。

結果として老朽化が進みやすくなり、設備を入れ替える機会が増えてしまうかもしれません。

賃貸オーナーにとっても負担になりますから、お手入れのしやすさを意識することは非常に重要です。

独立洗面台を設置する場所

独立洗面台を設置するにあたって、やはり一般的には脱衣所に置くことになるでしょう。

廊下や住居スペースから脱衣所、独立洗面台から浴室へ入るというように区切ることで、水回りのスペースが確保できます。

同じ場所に洗濯機を置くことも多く、すでに水道関係の工事が済んでいることもあるでしょう。

賃貸オーナーにとっても、負担を少なくできるのが魅力です。

しかしすべての物件に、このような場所を用意できるとは限りません。

特に、これまでユニットバスを設けていた物件では「浴室はあるけれど脱衣所がない」ということもあるでしょう。

その場合はリノベーションをすることで、独立洗面台を設置できます。

例えばそれまで住居スペースだった場所や、廊下だった場所に独立洗面台を設置することもできます。

浴室からの動線を意識しながら、どこに置けそうか間取りを考えてみましょう。

その際には、思い切って今時のおしゃれなスタイルにリノベーションするのもおすすめです。

広いカウンターに洗面台を置いた洗面スペースは洗練された雰囲気で、一般的な洗面台のイメージよりも好印象を与えられるかもしれません。

まとめ

賃貸物件に独立洗面台を導入するときには、洗面台の種類を確認し、どのような洗面スペースを実現したいか考えてみましょう。

一般的なユニットタイプの洗面台の場合、サイズなども決まっているためどこにどのように置くか確認しておかないと「設置できなかった」ということになるかもしれません。

システムタイプなどの場合は自由にカスタマイズできますので、空間をどのように使えそうか考えてみましょう。