学生向けアパート経営は安泰？オーナーが知っておくべき時代の変化とともに求められること - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2022年08月31日

賃貸アパートを経営するにあたって、主なターゲット層が「学生」であるというオーナーも多いのではないでしょうか。

立地や家賃帯によっては、入居者のほとんどが学生というケースもあり、賃貸オーナーにとって学生は大切なお客様と言えます。

今後、さらに安定した学生向けアパートの経営を実現するために確認しておきたいことにスポットを当ててみましょう。

• 1 学生向けアパート経営にこれから求められること
• 2 学生向けアパートを経営するメリット
• 3 学生向けアパートを経営する際の注意点
• 4 学生向けアパートの空室対策で知っておきたいポイント
• 5 まとめ

学生向けアパート経営にこれから求められること

近年、少子高齢化問題が話題にあがることも多いですが、一方で大学・短大への進学率はあがっている傾向にあります。

そのため、学生向け賃貸アパートの需要は変わらずあるのです。

一方で、新型コロナウィルスの影響により授業もリモートによるものが増えたことをきっかけに、一人暮らしにこだわらなくなった学生も少なくありません。

そのため賃貸オーナーとしては「学生はいるのに、学生向けアパート経営は苦戦している」という状態に陥ってしまうことがあります。

そんな中では、従来どおりの経営だけでなく、時代に合わせた展開も積極的に行い競合物件に打ち勝っていかなければなりません。

例えば学校や会社だけでなく、不動産関連のやりとりにもリモート・オンラインの業務を導入するというのも手でしょう。

内見についてもインターネット上で行える環境にしたり、対面せずに入居希望者が好きなタイミングでできるようにしたりと、工夫を取り入れてみることも大切です。

学生向けアパートを経営するメリット

学生の入居者がスムーズに見つからないと、学生向けアパートを経営していくことに不安を覚えてしまうかもしれません。

しかし、学生向けアパートにはさまざまなメリットが存在します。

まず一つに、学生向けアパートは数ヶ月など短い単位での入居者の入れ替わりが少ない傾向にあります。

基本的に、4年制大学に通う学生であれば4年間、短大や専門学校の場合には2年間といった単位で入居し続けることがほとんどです。

入退去時にはさまざまな費用がかかってしまい、賃貸オーナーとしても困ってしまうことがあると思いますが、学生であれば途中退去や極端に早い入れ替わりは避けやすいでしょう。

もちろん卒業シーズンには退去してしまいますが、その時期は新入生が入居する時期にも重なるためすぐ次の入居希望者が現れる可能性が高くなります。

中には、卒業後も引き続き同じ場所に住み続けることもあるでしょう。

時期を見極めながら入居者募集をかけたり、原状回復工事をしたりすれば、安定的な経営が期待できます。

そのほかの魅力として、学生は保護者の同意を得て契約することから、身元が確かであることが挙げられます。

賃貸物件を経営する上で心配なのは、やはり家賃の支払いが滞ったり、踏み倒されてしまったりといったトラブルではないでしょうか。

特に家賃滞納により、保証人なども含めて連絡がつかず、泣き寝入りとなってしまう状態は避けたいものです。

しかし保護者の連絡先が分かる状態なら、比較的安心して経営を続けていけるでしょう。

学生向けアパートを経営する際の注意点

学生向けアパートでは、先ほどご紹介したように入退去の時期が偏りやすい傾向にあります。

その分計画は立てやすいものの、万が一入居者がスムーズに決まらなければ、春頃に一気に空室ばかりという状態になってしまう可能性もあるでしょう。

そうならないためにも、計画的な入居募集をかけなければいけません。

また、他の物件にも言えることではありますが、春にかけての繁忙期はどうしてもばたばたと忙しくなります。

入退去の時期が重なるため、手続きしなければいけないことも多く、大変だと感じられてしまうかもしれません。

さらに、その都度原状回復のためのリノベーションやクリーニングもしなければいけません。

原状回復には費用がかかりますから、費用面についてもきちんと準備しておく必要があります。

学生向けアパートの空室対策で知っておきたいポイント

学生向けアパートでは、計画的に入居者をしなければならないからこそ仲介会社の協力を得るようにしましょう。

仲介会社は、その付近の大学や専門学校と提携し、学生にも積極的に案内をしてくれます。

特に、遠方から進学のためにやってくる学生は、周辺のことを何も知りません。

そのため学校側から案内を受け、案内された会社を通じて物件を選ぶこともあります。

仲介会社との連携によって、そうした学生へも効果的にアプローチできるでしょう。

あわせて、インターネットを通じて物件選びをする層へ向けた展開も重要です。

大手賃貸ポータルサイトへの掲載や、学生にうれしいポイントのアピールも行いましょう。

学生の一人暮らしでは、防犯面を気にする親御さんも少なくありません。

監視カメラやオートロックのような設備があるのなら、効果的にアピールしてみましょう。

まとめ

立地などの条件によって、非常に重宝される学生向けアパートですが、今回ご紹介したように良い点もあれば、注意しなければならない点も存在します。

ますます安定した賃貸経営を叶えるため、オーナーは時代の変化にも敏感になり、選ばれる学生向け物件の実現を目指しましょう。