賃貸オーナー向け防犯対策！屋外用センサーライトの選び方

最終更新日:2022年06月30日

賃貸オーナーの義務のひとつに、入居者が安全で快適な生活を送れるような環境を構築することがあります。

そのためにも、今一度「防犯用ライト」という設備について考えてみましょう。

今回は、賃貸オーナー向けの防犯用のセンサーライトのポイントを解説していきます。

• 1 防犯に最適な「センサーライト」とは？
• 2 取り付け時にはセンサーや電球の種類に注目
• 3 センサーライトを選ぶときのそのほかのポイント
• 4 屋外用センサーライトの取り付け方法から選ぶのもおすすめ
• 5 まとめ

防犯に最適な「センサーライト」とは？

賃貸物件の安全性や防犯を考える上で特に大事なのが「灯かりの有無」です。

ライトの少ない環境は、不審者にとって都合がよく、犯罪を呼びやすい環境と言えます。

特に屋外のライトは、賃貸物件の住民はもちろんのこと、近隣住民にとっても周囲を明るくしてくれるありがたい設備となります。

一人暮らしの女性や、小さなお子さんのいるご家庭であれば灯かりの数が物件を決める理由になることもあるでしょう。

かといって、四六時中辺りを煌々と照らすライトをつけたままにするとなると、賃貸オーナーとしては電気代が気になってしまいますよね。

そこでおすすめなのが、屋外用のセンサーライトです。

センサーライトは、人が通ったときに感知して灯るライトです。

センサータイプであれば常につけっぱなしにすることにもならず、必要に応じて照らしてくれるため節電につながります。

種類によっては、消灯時間をタイマーで設定できる場合もあります。

取り付け時にはセンサーや電球の種類に注目

センサーライトを取り付けるときには、センサーや電球の種類に注目してみましょう。

センサーライトと一言でいっても種類はさまざまで、それぞれに費用も違うため環境に合ったものを選ばなければいけません。

例えば、人感センサータイプや照度センサータイプといった種類があります。

人感センサーとは、人が動いたときに反応して点灯するセンサーライトです。

人がいるときにだけ点灯することから、不審者もすばやく感知して抑圧してくれるでしょう。

それに対して照度センサーは、あたりの暗さを感知して適宜点灯するセンサーライトです。

辺りが暗くなってきた頃に自然と点灯するので、管理しながら点灯・消灯する必要があります。

人感センサーと併用できる場合もあるので、さらに節電効果を高められるでしょう。

また、電球の種類については白熱電球やLED、ハロゲンランプといった種類があります。

費用を重視したいのであれば、白熱電球がおすすめです。

白熱電球はリーズナブルではあるという大きな魅力があるものの、比較的寿命が短い点には注意しましょう。

寿命の長さと、それによるコスパを重視したいのならLEDも検討してください。

LEDは場合によっては10年以上使用できることもあり、消費電力が低くコスパに優れています。

ただし購入価格は高く、導入時には費用が発生してしまいます。

明るさを重視したいのであれば、ハロゲンも検討しましょう。

ハロゲンランプは明るさがほかの電球よりも優れていますが、その分電気代は高くなりやすい傾向になりますので注意してください。

センサーライトを選ぶときのそのほかのポイント

センサーライトを選ぶときには、点灯時間も参考にしましょう。

多くの場合センサーライトは、点灯から消灯までの時間を設定できます。

建物の外に設置するセンサーライトであれば、点灯時間はそれほど長くなくてよいかもしれません。

しかしアパートやマンションのエントランスや廊下に設置するのであれば、鍵を出したりポストを確認したりしているあいだもしっかり点灯しているライトでなければいけません。

さらに時間だけでなく、明るさを調整できるセンサーライトもあります。

エントランスなのか、駐車スペースなのかといった設置場所から、最適な明るさを検討しましょう。

明るさ、そしてセンサーの探知範囲を調節できるセンサーライトなら、どこで使うときにも便利ですよ。

また、雨に濡れる場所に設置する予定であれば、防水対策ができているかどうかも大事なポイントとなります。

これらを踏まえて、最適なセンサーライトを選びましょう。

屋外用センサーライトの取り付け方法から選ぶのもおすすめ

屋外用センサーライトは、ものによって設置の方法が異なります。

ひとりで簡単に取り付けられるものもあれば、業者に頼んだほうがよいものもあるでしょう。

また、中には建物に穴を開けなければならないケースもありますので、購入前に十分確認しましょう。

挟み込むタイプやバンドで固定するタイプなら、壁や天井に傷がつきません。

状況に合わせて、適切な取り付け方法のものを選びましょう。

まとめ

屋外にライトがあるだけで、防犯対策になるのはもちろん周辺の雰囲気もぐっとよくなります。

賃貸オーナーとしては電気代のようなランニングコストも気になると思いますが、センサータイプであればコストを抑えられるでしょう。

「なんとなく、暗くて雰囲気が悪い」という理由から物件を借りることを見送る人もいるからこそ、センサーライトを導入してよりよい状態へ導きましょう。