セルフ内見とは？メリットと利用時の注意点 - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2022年03月25日

コロナ禍では「なるべく人が集まらないこと」「室内ではなるべくゆとりを持っておくこと」が求められていますよね。

そうしたコロナ対策にもつながり、入居者の内見ハードルも下がるきっかけとして今「セルフ内見」が広がっています。

どのような流れで行うのか、注意する点はあるのかなどセルフ内見について解説していきましょう。

• 1 セルフ内見とは？
• 2 セルフ内見の流れ
• 3 セルフ内見のメリット
• 4 セルフ内見を行うときの注意点
• 5 まとめ

セルフ内見とは？

セルフ内見とは、内見を希望する人が立ち合いなしに物件の内見を行うことです。

一般的に、内見というと不動産会社の担当者やオーナーによる立ち会いのもと、物件の内部を見に行く……とイメージする人が多いのではないでしょうか。

そのため内見の際には、担当者やオーナー、内見希望者のあいだで都合を合わせなければいけません。

しかしセルフ内見なら内見希望者のみで自由に内見できるため、入居希望者も比較的気軽に内見を希望できるでしょう。

近しいサービスとして近年では「オンライン内見」「リモート内見」も行われています。

こちらは、オーナーや管理会社の担当者が内見予約の入った物件内に立ち入って案内する内見方法です。

内見希望者はオンラインでつながった状態で、部屋の内装をチェックします。

希望者が実際に足を運ぶ必須がないという点が、セルフ内見との大きな違いでしょう。

「実際に自分の目で細部まで確認したい」と考える人にとっては、やはりセルフ内見のほうが都合がよい傾向にあります。

セルフ内見の流れ

セルフ内見の募集は、インターネットなどで行われます。

内見希望者は気になる物件が見つかり次第、セルフ内見の予約をとりつけます。

オーナーは予約を受け、鍵の場所などを希望者へ伝えます。

あとは予約日時に内見してもらい、鍵を返してもらって終了となります。

鍵のやりとりを管理会社に任せる場合、オーナーがすべきことは特にありません。

セルフ内見のメリット

このようにセルフ内見は、内見希望者にとって好きなタイミングで自由に内見ができるという魅力があります。

一般的な内見ではどうしても一つひとつ説明があったり、営業トークがあったりするため時間がかかりやすい傾向にあるでしょう。

しかしセルフ内見ならだいたい30分もあればスムーズに終わらせられますので、忙しい人も仕事のあいまや手が空いたときに内見ができます。

「内見は行きたいけれど、コロナ禍だから人と会う機会を避けたい」「人見知りで内見が苦手」という人であっても、セルフ内見ならば気になりにくいでしょう。

もちろんオーナーにとっても、都合を合わせて内見の案内をしなくて済むのは大きなメリットです。

気軽なセルフ内見は内見数の増加にもつながり、結果的に空室対策効果も期待できます。

なかなか入居希望者が見つからず空室が続いている物件は、「セルフ内見OK」として売り出すだけでも空室対策につながるかもしれません。

セルフ内見を行うときの注意点

セルフ内見は立ち合いがなく気軽ですが、その分物件のアピールが十分にできない場合があります。

入居を迷っている人の場合、顔を合わせてアピールをすることで後押しになり契約へこぎつけることもありますが、セルフ内見では難しくなってしまいます。

そのため文面でアピールしたり、予約のやりとりの中でうまく伝えたりできるよう準備を整えておきましょう。

室内にあらかじめポップや案内の文言を用意しておいておき、内見の際に見てもらうというのもいいかもしれません。

「このスペースはこんな使い方もできますよ」「この設備は◯年に入れ替えて新しいですよ」といった情報は、あらかじめまとめておきましょう。

また、セルフ内見では防犯面の不安や不注意が残りやすい傾向にあります。

例えば帰り際に施術を忘れてしまったり、内見中に設備や備品を壊したり、傷をつけたり……といったトラブルの可能性もゼロではありません。

さらにうっかりミスで、電気や水をつけっぱなし、出しっぱなしにしてしまった……ということもあるかもしれません。

関係者がその場にいない分、内見希望者との信頼関係が非常に大切になります。

予約時に身分証を確認させてもらうなど、トラブルを回避するための対策を練っておきましょう。

そして内見が終わったらすみやかに物件のようすを確認してください。

まとめ

セルフ内見は、管理会社やオーナーによる立ち合いがなく内見希望者だけで行う内見のことです。

好きな時間、好きなタイミングでスムーズに内見ができることから、内見のハードルも下がりやすく空室対策につながるでしょう。

一方で内見希望者の身分証明を確認すべきだったり、直接アピールができなかったりという点には工夫が必要になるので、よく考えながら実現しましょう。