賃貸オーナーが覚えておきたいスチールメッシュやフェンスの魅力！防犯性を向上して人気の物件に

最終更新日:2022年02月25日

賃貸物件では、オートロックや監視カメラといったセキュリティ関連の設備を導入することでほかの物件と効果的に差別化できる場合があります。

そこで今回ご紹介したいのが、室内ではなく物件の外側に設置する設備です。

侵入者・不審者対策のためにも、この機会に改めて敷地まわりの設備を見直してみましょう。

• 1 今や必須設備である「賃貸物件の防犯設備」
• 2 スチールメッシュやフェンスを設置するメリット
• 3 スチールメッシュやフェンスの選び方
• 4 スチールメッシュ、フェンスを設置するときに気を付けること
• 5 まとめ

今や必須設備である「賃貸物件の防犯設備」

入居者はもちろん、その家族や友人、知人など多くの人が行き交う賃貸物件では、高い防犯意識が求められます。

賃貸オーナーの中にも、多くの人が利用するエントランス部分にオートロックやカメラを導入している人は多いのではないでしょうか。

さらに部屋ごとにもモニター付きインターホンなども導入すれば、かなり防犯性を高められるように思えますよね。

ここで、忘れてはいけないのが建物の敷地まわりの対策です。

エントランス部分や各部屋の玄関部分の防犯をしっかりできていても、不審者に裏側から回られて、窓から侵入されてしまえば意味がありません。

そうした不審者への対策として、スチールメッシュやフェンスを用意して敷地をぐるりと囲むようにめぐらせることが効果的です。

スチールメッシュやフェンスを設置するメリット

スチールメッシュやフェンスを設置する最大のメリットは、やはりさらなるセキュリティ向上が叶えられることでしょう。

敷地内への侵入が物理的に難しくなるだけでなく、スチールメッシュやフェンスが設置されていることで不審者に「セキュリティ対策が万全な物件だ」と思わせることができます。

不審者も侵入をあきらめやすくなり、結果的に防犯につながります。

それだけでなく、スチールメッシュやフェンスは目隠しにもなります。

一階のように低い位置にある部屋では、通りすがりの人や隣の敷地の住民と目が合ったり、覗かれたりといったトラブルが起きる可能性もあります。

特に道路や歩道に面している物件、隣の敷地との距離が近い物件では、人目が気になるという理由で入居をあきらめる人も出てくるでしょう。

しかしスチールメッシュやフェンスを設置すれば、効果的な目隠しになり、プライバシーを保護できます。

ベランダと接している位置に設置すれば「人目が気になり下着を干すのに抵抗がある」というような苦情も解消します。

さらに隣地との境目に明確な壁を作ることは、近隣の物件とのトラブル防止にもつながります。

スチールメッシュやフェンスがないと「ここからここまでが自分の敷地」という認識があいまいになり、ゴミのポイ捨て問題などにも発展しかねません。

壁や目隠しとしての役割はもちろん、「区切り」としての役割も果たしてくれるでしょう。

スチールメッシュやフェンスの選び方

スチールメッシュやフェンスを導入するときには、複数の種類やデザインの中から最適なものを選びましょう。

例えば、ブランドで選ぶというのもひとつの手です。

LIXILやYKK APといった大手メーカーからもスチールメッシュ、フェンスといったエクステリアが展開されています。

ほかの部分にもこれらのメーカーの製品を使用しているのなら、同じメーカーで揃えてもよいでしょう。

また、素材から選ぶという方法もあります。

特に多くのメーカーから展開されているのがアルミ素材の製品です。

アルミ製品はリーズナブルな製品が多いことやさびにくさ、デザインの幅広さなど魅力がたくさんあります。

美観を優先するのなら、木でできたフェンスなどを選ぶのもおすすめです。

しかし質感のあるフェンスは金額が高くなりやすかったり、手入れが必要になったりする点は十分注意してください。

また、プライバシー保護や防犯に特化した製品も展開されています。

設置の目的が明確なのであれば、目的から選んでいくのもよいでしょう。

スチールメッシュ、フェンスを設置するときに気を付けること

スチールメッシュやフェンスを設置するときは、どこに、どの高さのものを、いくつ設置するか十分検討する必要があります。

特に隣地との境目については、トラブルが起きやすいポイントでもあるため注意が必要です。

隣地との境目には多くの場合、境界標と呼ばれる目印のようなものが設置されています。

しかしこの目印を無視してしまうと隣地から「自分の敷地まで入り込んできている」というクレームにつながりかねません。

スチールメッシュやフェンスを設置するときにも、きちんと目印の位置を確かめて自分の敷地からはみださないよう注意しましょう。

もしスチールメッシュやフェンスを境界上に設置したいのであれば、隣地の所有者との折半にするという手もあります。

もちろん双方の承諾が必要となりますので、詳細はきちんと話し合って決定しましょう。

完全に自分の敷地内に設置するのであれば、わざわざ承諾を得る必要はありません。

まとめ

防犯やプライバシー保護のための工夫は、賃貸オーナーとして高い意識を持って取り組むべき課題のひとつと言えるでしょう。

防犯性の高い物件や外部から内側まで目が届きにくい物件なら、入居したいと考える人も増えるはずです。

入居者が安心して暮らせる環境を実現するためにも、今一度スチールメッシュやフェンスの導入を考えてみましょう。