賃貸物件に自動販売機は必要？設置のメリット・デメリット - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2021年12月24日

賃貸物件の空室率対策には、近隣のほかの物件との差別化が必要です。

付加価値をアピールするための方法にはさまざまありますが、そのひとつが室内はもちろんのこと「室外の設備充実」です。

今回は特に「マンションやアパートに自動販売機を設置する」という方法について、メリットとデメリットをご紹介していきます。

• 1 メリット1：収益が増える可能性もある
• 2 メリット2：新規入居希望者の獲得・空室対策につながる
• 3 メリット3：防犯につながる
• 4 デメリット1：景観が気になってしまうことも
• 5 デメリット2：周辺が汚くなってしまう可能性がある
• 6 まとめ

メリット1：収益が増える可能性もある

自動販売機が設置されているマンションやアパートを目にする機会は多いのではないでしょうか。

その魅力のひとつとして、オーナーが自動販売機設置の販売手数料が得られるということが挙げられます。

マージンとして得られる収入の相場金額はケースによって違いますが、おおむね売り上げの10～25%ほどが目安となります。

得られるお金があるということは、単純に収入が増えるということですから、大きなメリットと言えるでしょう。

収入はその後の物件の管理費用やメンテナンス費用にあてることによって、ますます物件の魅力を引き上げることができるでしょう。

メリット2：新規入居希望者の獲得・空室対策につながる

もうひとつのメリットは、新たな入居者の獲得につながり、空室対策につながるということです。

飲み物を購入するにあたっては、多くの場合コンビニやスーパーまで足を運ばなければなりません。

しかし、マンションやアパートに自動販売機があればわざわざ外出する必要がなくなります。

もともとコンビニやスーパーまでの距離がある物件の場合、立地が入居希望者にとってマイナスになってしまう可能性があります。

ところが自動販売機があれば、立地にまつわるマイナス点を多少なりともカバーできるでしょう。

近隣のマンションやアパートに自動販売機がある場合には、そちらに入居希望者をとられてしまう可能性もあります。

できるだけ早く自動販売機を設置し、利便性をアピールしましょう。

メリット3：防犯につながる

自動販売機をマンションやアパートの外に設置することによって、周辺が明るくなるというメリットがあります。

自動販売機の明かりは街頭などの明かりと違って、光が強くあたりをこうこうと照らしてくれます。

女性の一人暮らしやお子さんのいる家庭にとって、自宅付近が明るいというのは安心感につながるでしょう。

周囲に街灯が少ないのであればなおのこと、防犯効果が期待でき大きなメリットと言えるでしょう。

デメリット1：景観が気になってしまうことも

自動販売機は便利な設備である一方、どうしても明るさやカラフルさが気になってしまうかもしれません。

特に、シックな外観や落ち着いた雰囲気にこだわっている高級マンションやデザイナーズマンションの場合、自動販売機が浮いてみえてしまうかもしれません。

マンションやアパートの外に設置するのであれば、せっかくおしゃれな建物でも自動販売機のせいで台無しに……ということにもなりかねません。

しかし、エントランスの一部に「休憩室」という名目で壁を作りその内側に自動販売機を設置するなどの工夫もできます。

そのほかにも裏口側に設置するなど、目につきにくい部分を選ぶことによってそれほど悪目立ちすることはなくなるでしょう。

デメリット2：周辺が汚くなってしまう可能性がある

マナーの悪い利用者がいた場合、自動販売機を設置することによって、周辺にゴミが溜まりやすく汚くなってしまう可能性があります。

特に、物件内部ではなく外側に自動販売機を設置している場合、住人のほかに通りがかる人や近隣住民も利用するでしょう。

ほかの場所から空き缶やペットボトルをわざわざ持ってきて自動販売機に添えられているゴミ箱に捨てたり、入りきらないからと言って周辺に置いていったりする可能性もあります。

空き缶に飲み物が残っていた場合には、飲みこぼしが発生して周辺が汚れたり、虫が発生する原因になったりもするでしょう。

不潔なイメージが根付くと住民からクレームがきてしまうほか、新規の入居希望者も獲得しにくくなります。

もちろん、こまめに掃除をしていれば問題ありません。

オーナーによるこまめな掃除が難しければ、清掃業者への依頼も必要になるかもしれません。

まとめ

自動販売機は、マンションやアパートにとって今や「なくてはならない便利な設備」と言えるのではないでしょうか。

オーナーにとっても収入を得られたり、入居希望者へアピールできたりとさまざまなメリットがあります。

一方で、景観や掃除の手間など自動販売機を設置したことで注意すべき点もありますのでその点には注意が必要です。