防犯カメラを設置する場所は？思わぬ弊害を避けるためには - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2021年11月29日

引っ越しに際して賃貸物件を比較するとき、セキュリティ面を強く意識する人は少なくありません。

賃貸オーナーが新規の入居者を獲得したいのであれば、この機会にぜひセキュリティ面の充実を検討してみましょう。

特に「防犯カメラ」の有無は、物件の印象を変えるポイントとなりますので意識してみましょう。

• 1 防犯カメラはどこに必要？
• 2 賃貸アパート・マンションで防犯カメラを設置するのにおすすめの場所
• 3 防犯カメラを賃貸アパート・マンションに設置するメリット
• 4 賃貸アパート・マンションオーナーが防犯カメラを設置するときの注意点
• 5 まとめ

防犯カメラはどこに必要？

セキュリティ面を充実させてくれる設備にはいろいろありますが、やはり定番かつ外せない設備と言えば「防犯カメラ」ではないでしょうか。

防犯カメラがあることによって、入居者は常にさまざまなトラブルから守られているという意識を抱きやすくなり、安心して生活できます。

特に女性の一人暮らしや小さなお子さんのいるご家庭など、物騒な事件を避けたいと考える人にとっては必要不可欠な要素のひとつと言えます。

防犯カメラを設置することで「防犯カメラ有物件です」「セキュリティ対策をしっかり行っている物件です」とアピールしやすくなり、検索サイトに掲載するときにも有利になる可能性があります。

空室率を変えたいのであれば、防犯カメラを設置する、もしくは増やすことはぜひ検討すべきでしょう。

賃貸アパート・マンションで防犯カメラを設置するのにおすすめの場所

賃貸アパート・マンションの場合、防犯カメラを設置すべき場所のひとつとしてまず「エントランス」が挙げられます。

エントランスは住民のほかにも住民の友人や知人、宅配業者、郵便局員、そのほか各種業者が立ち入るスペースです。

それらに紛れて、不審人物が出入りする可能性もゼロではありません。

防犯カメラを設置するのはもちろん「防犯カメラ作動中」という看板をつけておくことでも、不審人物を寄せ付けないようにできるでしょう。

同様に、駐車場や駐輪場も外部の人間が立ち入りやすいスペースとなります。

それでいてエントランスに比べると人の往来が少なかったり、時間帯によって薄暗かったりする可能性もあります。

車やバイクへのいたずら、盗難といったトラブルも十分あり得るでしょう。

そしてなにより、実際に物件スペース内でなんらかの事故や事件があったときに防犯カメラの映像は重要な証拠や手がかりとなります。

トラブルが起きないように、あらかじめ防犯カメラを設置しておくことは非常に重要です。

防犯カメラを賃貸アパート・マンションに設置するメリット

防犯カメラを設置するメリットは、なんといってもセキュリティが向上するという点にあるでしょう。

高級マンションの場合には、エントランスにコンシェルジュを常駐させ、徹底したセキュリティ対策を行っていることもめずらしくありません。

24時間365日の有人セキュリティは非常に魅力的ではありますが、賃貸オーナーにとっては費用面の負担が大きく、なかなか簡単に導入できないでしょう。

しかし防犯カメラであれば、人件費に比べれば比較的安価でセキュリティ対策が叶えられます。

初期費用はかかってしまいますが、人件費のように「毎日必ず、コンシェルジュに出勤してもらう以上絶対に発生する費用」のようなランニングコストはかかりにくくなります。

トータルの費用を考えれば、有人のセキュリティ対策よりもかなり抑えられるでしょう。

さらに防犯カメラならではのメリットとして、記録が映像として残る点も挙げられます。

コンシェルジュによるサポートの場合、もし実際に不審者が現れたとしても「どのような人だった」という証言しか残りません。

しかし防犯カメラがあれば、証拠となる映像を残すことができます。

必要があれば警察をはじめとした各種機関へ提出もできますので、そうした利便性も魅力と言えるでしょう。

賃貸アパート・マンションオーナーが防犯カメラを設置するときの注意点

さまざまなメリットのある防犯カメラですが、場合によっては入居者から「プライバシーを侵害している」と考えられ、逆効果になりかねません。

そのため防犯カメラを設置するときには、設置場所に十分配慮するとともに、設置場所を事前に伝えるなどして、入居者の理解を得ることが重要です。

例えば、防犯カメラの位置が特定の部屋やベランダを映す角度になっていないでしょうか。

あくまでエントランスや駐車場・駐輪場を映す目的であっても、入居者にとっては「自分の生活空間を侵されている」と感じるケースもあります。

場合によっては経営している物件だけではく、近隣の物件や住民にも同じようなストレスを与えてしまうかもしれません。

カメラの角度や撮影する範囲は、よく検討しましょう。

また、ただ撮影だけをして終わり……という状態ではいけません。

防犯カメラの映像は、しばらくのあいだきちんと保管し、管理するようにしましょう。

なにかトラブルがあったときには、警察等から「◯月◯日の映像を見せてください」という連絡を受けることもありす。

そのため録画した映像はきちんと管理しましょう。

中には、防犯カメラの内容が流出したことによるプライバシー侵害のトラブルもあります。

きちんと管理しないと、かえって入居者の不安を煽ることになりかねませんので注意してください。

まとめ

多くの人が行き来する賃貸アパート・マンションは、セキュリティについても十分に注意を払わなければいけません。

防犯カメラは、セキュリティ対策の一環として非常に高い価値を誇ります。

賃貸オーナーはこの機会に、防犯カメラの導入を検討してみてはいかがでしょうか？