人気の追い焚き機能を導入したい！リフォーム内容を確認しよう - 滋賀・京都で賃貸マンションアパートのリノベーション・リフォームならSAWAMURA

最終更新日:2021年09月28日

快適な暮らしに必要な機能・設備はさまざまありますが、近年高い人気を集めているのが浴槽の「追い焚き機能」です。

ファミリー物件では特に、必要不可欠な機能とさえ言えるのではないでしょうか。

今回は、「既存の物件に追い焚き機能を追加できるのか」という問題に着目して、解説していきます。

• 1 物件の空室率にも影響する「追い焚き機能」
• 2 追い焚き機能のリフォーム内容
• 3 追い焚き機能のリフォームによって期待できること
• 4 追い焚き機能リフォームの注意点
• 5 まとめ

物件の空室率にも影響する「追い焚き機能」

追い炊き機能とは、一度浴槽にためたお湯が冷めてしまったときに、お湯をため直さなくともワンタッチでもう一度希望の温度までお湯を温められる機能です。

「循環釜直結方式」と「給湯方式」と呼ばれる方式があり、それぞれに温める方法が違います。

循環釜直結方式では浴槽と風呂釜を、その名の通り循環させて冷えたお湯を少しずつ温めていく方法です。

それに対して給湯方式は、冷めてしまったお湯に温かいお湯を足すことで、結果、全体的にお湯を温められる方法です。

最近ではどちらか一方の方式だけでなく、両方の機能を導入することで減ったお湯の量と温度を一度に調整できる設備もあります。

こうした便利な機能である追い焚き機能は、家族など複数人で暮らす物件にはなくてはならない設備と言えるでしょう。

追い炊き機能がない物件の場合、一度お湯をためたら冷める前に急いで入らなければいけません。

家族の数が多ければ、全員がバタバタと立て続けに入浴することになるでしょう。

必然的にお風呂の時間が限定されるほか、保温や温め直しができないので冷たくなってきたらその都度お湯を足さなければいけません。

セルフでお湯を足すと、効率的に温め直すことが難しく、水道代もかさんでしまいます。

しかし追い焚き機能があれば、いつでも好きなタイミングで熱々のお湯に浸かることができ快適な入浴ができるでしょう。

また、自動のお湯はり機能がついていることも追い炊き機能の特徴です。

蛇口をひねったまま忘れてしまい、お湯が溢れて水道代が無駄に……というトラブルも避けられます。

追い焚き機能のリフォーム内容

現在追い炊き機能がない物件でも、リフォームによって新しく設置することができます。

前述の循環釜直結方式などの関係により、追い炊き機能を導入するときには、配管工事が必要になります。

もし浴槽に管を通すための穴が空いていなければ、そちらも適切な処理をしなければいけません。

費用目安はだいたい30～60万円となるでしょう。

すでに配管も穴もある浴槽であればもっと安価で工事できますので、まずは工事業者に連絡して、浴槽の状態を確認してもらうとよいでしょう。

中には、浴槽に穴を開けるのが難しい、もしくは配管が難しいケースもあります。

その際には、浴槽そのものを新しいものへ入れ替えたり、構造体に工事をしたりする必要があります。

がらりと印象の変わるリフォームが実現できますが、その分工事費もかさみやすいためよく検討しましょう。

追い焚き機能のリフォームによって期待できること

賃貸物件の場合、追い炊き機能を備え付けることによって空室率の低下へつなげられる可能性があります。

追い焚き機能は、人によっては「なくてはならない機能」とも言えるほどの人気を集めている機能です。

周辺の物件に同じくらいの家賃で追い焚き機能付きの物件がある場合は特に、比較された上で入居者がそちらに流れてしまうこともあるでしょう。

そうした入居者を逃さなくなることで、空室率に影響を期待できます。

さらに、便利な機能を導入することによって現在の家賃よりも高く設定しても、入居者を獲得できる可能性があります。

空室率に悩んでいるとき、入居者を獲得するために家賃を下げているオーナーもいるかもしれません。

しかし家賃を下げると必然的にオーナーの収入も下がってしまうため、できることなら家賃はそのままにしておきたいと思うでしょう。

人気機能である追い焚き機能を導入することによって、家賃に相当する価値のある物件として入居者を獲得できる確率がぐっとあがります。

場合によっては、現在よりも家賃アップがのぞめるでしょう。

追い焚き機能リフォームの注意点

追い炊き機能のリフォームを行うときには、入居者へ事前にきちんと周知するよう注意しましょう。

どうしても工事中には、大きな音や頻繁な人の出入りがあり、普段よりも騒がしくます。

配管工事が行われるのであればなおのこと、騒音や振動が気になる人も増えるでしょう。

事前の告知がないと住民トラブルにもなりかねませんので、掲示板にお知らせを貼るなど工夫しましょう。

特に夜勤の入居者がいる場合「寝ている時間帯に騒音がしている」という状況に陥ってしまい、不快感につながりやすくなります。

必要があれば、個別に菓子折りを持って挨拶に行ってもよいでしょう。

あらかじめ説明があればトラブルも起きにくくなるはずですから、オーナー自らきちんと対応する姿勢も大事です。

工事期間や作業時間についても目処を立ててわかりやすく告知しておくことで、できるだけトラブルをを回避したいものです。

まとめ

時代の流れとともに、追い焚き機能は「いい物件にある設備」から「ないと困る設備」になりつつあります。

空室率の気になる物件や、家賃の適正金額に悩んでいる物件であれば、リフォームをして追い焚き機能を追加することも大事でしょう。

現在の浴槽や設備の状況によっても必要な工事は変わりますので、まずは業者に問い合わせの上、状態を確認するところからはじめましょう。