植物は、季節の変化や日々の小さな変化に気づかせてくれる存在。日常に植物を取り入れることは、暮らしに彩りを与えてくれます。
滋賀県高島市の『HAARU Green Planning』は、暮らしを彩る観葉植物、ガーデン・グリーン雑貨を取り揃え、「葉のある暮らし」を提案しているお店です。
そんなHAARUスタッフが、植物を育てるポイントをご紹介する連載【植物のある暮らし】。第1回のテーマは、「観葉植物ビギナーさんに多い失敗ポイントとお世話のコツ」です。後半では、初心者でも育てやすいおすすめの植物もご紹介します。
| 教えてくださったのは… HAARUスタッフ Tさん 前職の花屋では、結婚式の会場装花に携わるなど幅広く経験。 仕事で観葉植物に関わっている間に好きになり、 自宅でもたくさんの観葉植物を育てています。 |
観葉植物ビギナーが陥りやすい失敗とは?
暮らしに彩りを添える観葉植物。しかし、いざ育ててみると、「すぐに枯れてしまった」「お世話の仕方がわからない」などのお悩みを抱える方も少なくありません。
毎日の水やりに加え、置き場所や肥料、温度管理など、観葉植物のお世話はなんとなくハードルが高いイメージがあります。しかし、植物を枯らしてしまう人のほとんどが次の3つの原因に当てはまるのだそうです。
1.日照不足、または直射日光が当たる場所に置いている

「植物が枯れてしまう原因のうち、まず最初に考えられるのが、日照不足や日の当たりすぎです。ほとんどの植物は陽の光が差し込む明るい場所を好みます。そのため、窓から離れた場所や日の光が入らない部屋に植物を置いておられると、日の光が足りなくて枯れてしまうんです」
では、直射日光を当てればいいのかといえば、それもまた植物にとって快適な環境とはいえないそう。日の光が直接当たると葉焼けの原因になるからです。
「特に最近の日本の夏は暑すぎるので、日当たりが良すぎる場所は、植物にとって過酷な環境です。日当たりの良い場所の目安として、HAARUでは『レースのカーテン越しに光を浴びる程度が、植物にとってちょうどいい環境です』とお伝えしています」
2.水やりの頻度が多い、または少ない
次に多いのが、水やりの頻度が多すぎることです。
植物=水、というイメージもあり頻繁に水やりが必要だと思いがちですが、実は水やりのしすぎで枯らしてしまう人の方が圧倒的に多いのだとか。
「植物を買ったばかりの頃って、嬉しくてたくさんお世話してあげたくなりますよね。お水を切らしてはいけないと思って毎日たっぷりのお水をあげてしまうものですが、それが植物にとっては負担となります。植物によっては、週に1回の水やりでも多いこともあります」

水やりをしすぎると、土が水分でいっぱいになり、根が窒息して「根腐れ」の状態になってしまいます。土の表面が乾いていても、土の中にはまだまだたっぷり水分があることも。
「慣れないうちは、水やりの頻度が少なくて『本当に大丈夫?』と心配になってしまうかもしれません。そんなときは「葉水」といって、霧吹きで葉っぱの表面にお水をかけてあげてください」
植物は根からだけでなく葉からも少しずつ水分を吸収します。葉水を行うことでツヤが良くなったり葉にホコリがのりにくくなったり、また葉の表面を水が流れることで害虫防止にも効果があるそう。
3.風通しのよくない場所に置いている
意外と知られてないのが、風通しの悪さによる生育不良です。
「植物は風がとても好きです。植物は風に揺られることで、体を安定させるためにしっかりと根を張り、強く育つといわれています。葉っぱがちょっと揺れるぐらいの風があると、少しくらいお水をあげすぎても土が乾きやすくなりますし、土にカビが生えるのを防ぐこともできます。外の風が入ってくるというよりは、空気が循環してることが大切ですね」
トイレや洗面脱衣室、玄関に観葉植物を置く人もいますが、これらの場所は普段締め切っていて空気が動かなかったり湿気が多かったりする場所。植物にとって良い環境とはいえないそうです。
「玄関は、ドアの開け閉めによって真夏は熱風が、真冬は冷たい空気が流れ込んでくるなど、植物にとってハードな環境です」

「風通しがよくない場所に植物を置きたい場合は、シダ植物や苔テラリウムなど湿り気を好む植物を置くのがおすすめ。耐陰性があり、2週間に1回程度、霧吹きで軽くお水をかけてあげるだけなので、植物を育てるのが初めての方やこまめにお手入れができない方にも適しています」
ビギナーさんにおすすめ!水やりの頻度が少ない丈夫な観葉植物3選
HAARUでは、水やりの頻度が少なく丈夫でお世話しやすい植物をたくさん取り扱っています。そのなかから、観葉植物ビギナーにおすすめの種類を3つおしえていただきました。
フィスカス・ベンジャミン・バロック

くるくるした葉っぱがかわいいベンジャミンバロックは、フィカスというゴムの木の仲間。
耐暑性、耐寒性があるので育てやすく、観葉植物を初めて購入するというお客様にはまずおすすめする植物です。デスクや窓際に飾りやすいサイズのものから背の高いものまでさまざまなので、置きたい場所に合わせて選んでみては。
ポトス

みずみずしいグリーンが印象的なポトス。葉っぱと茎に水分を蓄えているので、水やりの回数が少なくて済みます。また、耐陰性に優れていて置き場所を選ばないのも特徴。窓の近くでなくても、ある程度の明るさのある場所なら元気に育ってくれるので、初めての観葉植物としてももおすすめです。
つるが伸びてきた部分をカットして水に生けておくと、新たな根が生えてきます。十分に根が生えたら別の鉢に植え替えて、長く楽しむことができます。
リプサリス

肉厚の葉がかわいいリプサリス。厚みのある葉にたっぷり水を蓄えていて、葉の先にあるトゲトゲによりさらに空気中の水分をキャッチして閉じ込めます。
日陰にも強く、ビギナー向けの植物。なんとなく葉がしぼんできたり細くなってきたと感じたらお水をあげるのがポイントです。
観葉植物選びに悩んだらHAARUスタッフにご相談ください
植物が欲しいけれど、どんな植物が自分に合っているのか、どこに置くのがベストなのか、わからないというお客様もたくさんいらっしゃいます。HAARUでは、観葉植物を初めて育てるという方に、育て方のコツをお伝えしたり、選び方のポイントやライフスタイルに合わせたおすすめの植物、おきたい場所に最適な植物のご提案など、植物に関するさまざまなご相談をお受けしています。
さまざまな個性を持つ植物を取り揃えるHAARU。
「なんとなく植物が欲しいな」と気軽に立ち寄れる雰囲気も魅力です。植物の知識が豊富なスタッフに相談しながら、お気に入りの植物を探すのも楽しそうですね。
【店舗情報】
HAARU Green Planning
滋賀県高島市勝野1108-3
0740-36-8118
火・水曜日定休日
Instagram:@haaru_green_planning
公式サイト:https://haaru.jp/

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