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輸出を行う食品業者が知っておきたい「HACCP補助金」申請方法やスケジュールについて


近年、さまざまな業種で例年に比べ厳しい状況が続き、事業活動の持続を目的とした各種助成金や補助金も多く展開されています。

そこで今回は、さまざまな目的で活用できるHACCP補助金について解説していきます。

どのような用途で使えるのか、支給のスケジュールなどとあわせてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

HACCP補助金とは?

食品産業の中でも輸出を主として行なっている事業者は、世界的な基準で高い安全性を証明しなければなりません。

世界的な食品の衛生管理基準として設けられている「HACCP」の承認を得ることは、国内外を問わず多くの人へ製品の安全性を証明することになります。

食品産業において、特に輸出入を行う業者ならば、ぜひ承認を得ておきたいものでしょう。

しかし基準をクリアするためには、設備を見直さなければならないなど行うべき準備が多くあり、その分費用もかさみやすいことからなかなか手が出ないということもあるのではないでしょうか。

HACCP補助金とは、そうした事業者へ向けた、承認支援のために給付されるお金です。

施設や設備の見直しや投資に必要な費用、輸出向けHACCPの認定・認証の取得に必要な費用など、あらゆる費用のサポートのために補助金を使えるようになります。

食品製造にまつわる事業者はもちろんのこと、食品加工、中間加工、流通と幅広い事業者が利用できるのも、魅力的なポイントです。

申請にあたってはまず、管轄となる各都道府県への相談が必要となります。

その上で、「事業実施計画書」を作成し、提出します。

交付額は250万円から、多くて5億円にまでのぼります。

企業に支給される金額は、HACCP認定にあたってかかった費用のうち半分のケースや3分の1のケースなどさまざまで、条件によっても変わりますので適宜確認しておきましょう。

HACCPを導入するメリット

HACCPを導入するメリットとして、やはり「食品の安全性にこだわった環境が構築できる」ということが挙げられるでしょう。

また「HACCP認証を受けている」と説明することによって、保健所やお客様、取引先にも「安心できる企業だ」と証明しやすくなります。

はじめのうちは直さなければいけない点、見直すべき箇所が多く見つかるかもしれませんが、一つひとつクリアしていけばその後は高い水準をキープできるようになるでしょう。

さらに、 2020年からHACCPは本格的に義務化されています。

もちろん、すぐに完璧な環境へ導くのは難しいものですが、少しずつ適切な環境へ導いて義務化へ対応すべきでしょう。

認証を受けられる環境にするためには費用がかかりますが、そんなときこそHACCP補助金を利用し、負担を減らしましょう。

申請の応募スケジュールは?

第1回の申請は1月29日からはじまり、そのあと2月に締め切られました。

4月以降、随時割当や交付が決定されていきます。

第2回に関しては、4月頃から応募がはじまる予定です。

費用は30億円で、第1回と同じように締め切り後に改めて割当や交付が決まっていきます。

もし、第2回に間に合わなかったとしても第3回の募集が予定されています。

第3回の募集は7月頃からはじまり、こちらも費用は30億円の予定です。

スケジュールをよく確認しておき、準備が整い次第、申請を行いましょう。

HACCP補助金はどのような使い方ができる?

補助金を受け取るにあたって、気になるのはやはり「補助金をどのように使うことができるか」という点ではないでしょうか。

簡単に説明すると、補助金は「施設を新しく建てる」、「施設の増改築や修繕」、「新しい機器の導入」にそれぞれ使うことができます。

例えば、次のような費用です。

◇床や壁の素材を変えるときの費用
◇洗浄に使用するエアーシャワーや殺菌機を導入するときの費用
◇適切な温度管理を行うために使う設備の費用

このように施設整備にまつわる費用は、事業活動に必要不可欠な経費であることからHACCP補助金の支給対象となります。

また、HACCPの認定・認証取得にむけて必要となる人件費など、設備以外の費用についても対象となります。

◇HACCPの認証にあたって導入した装置や設備を適切に管理・運用をする人材を育成する費用
◇新たに導入した機器の効果を得るためのコンサルティング費用

こうした費用も、HACCP補助金の対象となるため上手に活用しながら、衛生管理に理想的な環境を手に入れましょう。

まとめ

輸出を主とする飲食事業者にとって、義務化されたHACCPの認定を受けることは非常に重要となります。

認定を受けるためには新たな機器や設備を導入しなければならないこともあり、費用面が気になるかもしれませんが、HACCP補助金を活用すれば負担を抑えられます。

高い安全性によって企業の信頼を獲得するためにも、HACCP補助金の申請を忘れずに行い環境整備を実現させましょう。

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